幸せのレシピ集では毎月、
その月にお誕生日を迎えるレディの皆さんをお祝いする気持ちを込めまして
いくつか定められている誕生石の中から天然石を1つ選んで、
その天然石に因んだ様々なお話しを少しずつご紹介してまいりました。
現在は、嬉しいことに2回目のお祝いをさせていただいております。
2回目の今年は石ではなく生まれた月ならではの
誕生色というものをご紹介させていただいております。
誕生色の誕生は何度か触れさせていただきましたので
今回は割愛させていただきたいと思います。
日本に在る伝統色には他国にはあまり見られないような繊細さや鮮やかさがあるだけではなく、
名付けられた色名もとても美しいのです。
お誕生日月の方も、そうでない方も、
この機会に、この時季ならではの季節に優しく寄り添う和色の世界に
そっと触れてみてくださいませ。
4月の誕生色の名は、「花舞小枝(はなまいこえだ)」色と言います。
4月らしい映像が浮かぶ色名ですが、どのようなお色なのかと言いますと、
ほんのりブラウンがかったイエローなのですが、
もっと身近なもので例えますと、
和からしをワントーン落ち着かせたような、渋くさせたような、お色です。
え?桜の花ではなくて枝のお色なの?
とがっかりされた4月生まれの方がいらっしゃるでしょうか。
確かに、そのように見れば少し地味な印象を抱いてしまいますが、
桜の小枝はご縁を結ぶ大切なアイテムでもあるのです。
福井県敦賀市にある金崎宮(かねがさきぐう)、
別名「恋の宮」の「花換まつり」をご存知でしょうか。
花換まつりとは、明治40年代ごろから始まったもので、
神社で受けた桜の小枝を手に意中の人の元へ行き、
「花換えましょう」と声を掛けるのだそう。
相手の想いに応える際には「花換えましょう」と返答してお付き合いが始まったのだとか。
現在では、桜の小枝に様々な願いを込めて交換することで
幸せや温かい想いを分かち合って皆の幸せを願う神事として、桜の時期に開催されています。
今年は、本日4月1日~15日まで行われているようです。※詳細は下記リンクからどうぞ。
春の小枝は、よく見れば秋冬のそれとは異なり、
瑞々しさを含んだ柔らかいお色をしています。
桜の花をしなやかに支えたり、人と人とのご縁を繋いだり、結んだり、見守ったり。
花舞小枝(はなまいこえだ)色は、
このような凛とした優しさが感じられる、粋なお色ではないかと思うのです。
お花見の機会がありましたら、
桜の花だけではなく小枝にも視線を投げかけてみてはいかがでしょうか。
あなただけが感じられる花舞小枝(はなまいこえだ)色に出会えるかもしれません。
「色」も様々な世界と繋がっております。
私たちの日常にある様々な扉を押し開けて、
あなたの日々を、自分らしく彩ってみてくださいませ。
ここへ足を運んでくださっている4月生まれのレディーの皆さん、
お誕生日おめでとうございます。
こうして今年もお祝いの言葉を贈らせていただける機会をありがとうございます。
あなたの新しい1年が、いろとりどりの幸せ溢れる1年になりますように☆彡
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