初春のお慶びを申し上げます。
始まりましたね、2018年。
初詣でおみくじなど引いた方も多いのではないでしょうか。
古の中国では、一月の一日から七日まで毎日占いをしていたといいます。
この占い、一日から六日までは動物を、七日には人間を占っておりました。
この様子から、鶏を占っていた一日のことを“鶏日(けいじつ)”と呼び、
順に“狗日(くじつ)”、“猪日(ちょじつ)”“羊日(ようじつ)”“牛日(ぎゅうじつ)”と。
そして、馬を占っていた六日の今日を“馬日(ばじつ)”、
人を占っていた七日、明日を“人日(じんじつ)”と呼んでいたようです。
動物と言えば、今年は戌年ですが、
“向かい干支”と呼ばれるものがあるのをご存知でしょうか?
向かい干支とは、十二支を“子”から順に円形に並べたときに、
自分の干支の向かい側にくる干支のことを指しており、
今年は戌年ですので、戌の向かい干支は辰となります。
数え方は、自分の干支を1番目として順に数えていき、7番目にくる干支が向かい干支です。
十二支には、それぞれ性質、傾向があるといわれており、
占いなどでそれに触れたことがある方も多いかと。
そのような視点で見たときに、向かい干支は自分の干支とは正反対の性質をもっているため、
自分にはない知恵や閃き、力を与えてくれる干支だと言われており、
向かい干支は、別名“守り干支”とも呼ばれています。
日本では自分の干支だけではなく、
この向かい干支を大切に扱うと幸福が訪れるといわれており、
向かい干支(守り干支)はラッキーモチーフとされてきた歴史があります。
和装の俳優さんなどの装いを注意深くみておりますと、
着物の柄や、羽織の裏地、根付や扇子などに向かい干支(守り干支)を添えた粋な装いを
さり気無く楽しまれている方もいらっしゃいます。
まだ、新年が明けたばかりということもあり、干支ものを目にする機会があるかと思います。
ご自分の向かい干支(守り干支)を目にした際には、
干支に優しい微笑みを投げかけつつ、
ちらり、今回のお話を思い出していただけましたら幸いです。
こちらへ足を運んで下さる皆様のおかげで、
幸せのレシピ集は無事に新しい始まりの日を迎えることができました。
ありがとうございます。
皆様と皆様な大切な方々が笑顔いっぱい、心豊かな一年になりますよう
心からお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
かしこ
2018.1.6
柊希
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