最近知った、「モナリザ症候群」という言葉がある。
モナリザと聞き、真っ先に思い浮かぶのは、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた油彩画だ。
女性の上半身のみを描いたもので、世界中の誰もが一度は目にしたことがある、知名度の高い、あの絵。
だけれども医学用語の「症候群」とセットにされたのでは、何が何だかサッパリお手上げ。
というわけで、今回は、モナリザ症候群とは何ぞや?というお話を少し、と思っております。
モナリザ症候群とは、
交感神経の働きが低下し、肥満を引き起こしている方の状態を指す言葉なのだそう。
それが、どうしてモナリザなのか?
これは、アメリカのある研究者が、「肥満の方の多くは交感神経の働きが低下している」という英文に使われている
単語の頭文字を取って繋げると「モナリザ」と読めたということで、このように名付けたのだとか。
経緯は分かったけれど、モナリザという言葉のインパクトが強すぎて、
内容があまり入ってこないと思うので、簡単にまとめると、
「交感神経の働きが鈍ると太りやすくなりますよ。
交感神経が鈍るということは、基礎代謝が落ちているサインでもありますよ。」と言っている。
モナリザ症候群という言葉を聞くと、それは何ぞや!?と前のめりになってしまうけれど、
紐解いていくと、既に私たちの常識のひとつになっている内容だった。
更に細かく、日頃のおさらいを兼ねる意味で紐解いてまとめると、
モナリザ症候群というのは、交感神経と副交感神経と呼ばれている
自律神経のバランスが崩れたり、揺らいだりすることで、体内の機能が正常に働かず、基礎代謝が落ち、
太るほど食べていないのに太りやすい、食事を控えても太ってしまう、何だか痩せにくい、という状態に陥っている人のことを指すようだ。
そして、日本人の肥満原因の約7割は、このモナリザ症候群なのだそう。
何かと忙しく、またそのような状態を受け入れることが当たり前で、
休息をとることに対して罪悪感を抱きやすい日本人の性質は、
モナリザ症候群のポイントでもある、自律神経を不安定にさせやすいものなのだろうと思ったりもする。
モナリザ症候群から卒業するために出来ることは、人本来の生活を取り戻すことなのだろうけれど、
正直なところ日常を急に大きく変えることは難しいように思う。
そして、自律神経を整えるために行うと良いこととして、
規則正しい生活や適度な運動、ストレスを溜めこまないといったことが挙げられるけれど、
これらは多くの方が知っていることでもあるので、
今回はモナリザ症候群が理由で痩せにくい体質になったときの解決法のポイントのひとつ、
「代謝を上げる」と言う点に注目してみたいと思う。
代謝を上げるには「酵素」という成分が必要になる。
この酵素は、体内でも作ることができるけれど、
一生のうちに作ることができる酵素量は、生まれたときに既に決まっているため、食事から補う必要があるものだ。
酵素をしっかりと摂ることは、代謝を上げながら、自律神経の乱れからくる様々な違和感や
未病の症状を緩和させていくこともできる。
もちろん、その中にはモナリザ症候群も含まれている。
幸せのレシピ集内でも、「酵素の大切さ、必要性」は様々な視点で触れており、
今回はモナリザ症候群とは?というお話なので、詳細は割愛しますが、
モナリザ症候群に当てはまるという方は、
日々のお食事で酵素を気持ち多めに摂るようにしてみてはいかがでしょうか。
それにしても、モナリザ症候群というネーミング、
偶然出来上がったものなのか否かまでは分からないけれど、
モナリザの知名度を拝借しての、世界中の人々を引き付ける力は、なかなかだと思う。
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