保冷バッグの中に入っていた保冷剤を冷凍庫へ入れながら、
先月だっただろうか、最近SNS上で話題になっていた話を思い出した。
これから保冷剤同様に活躍するであろう保冷バッグだけれど、
この中に入れてはいけないものがあるという。
そう言われて、皆は何を思い浮かべるのだろうかと思った。
かく言う私は、保冷バッグの中には、保冷剤や温度管理をしたい食材を入れ、
目的地まで中身を無事に運ぶことができたのであれば、
あとは、何でも好きに入れていいのでは?ということ以外は何も思い浮かばなかった。
答えらしい答えが思い浮かばず、早々に答えを見ることにしたのだけれど、
保冷バッグに入れてはいけないもの、それは乾電池だと言うのだ。
答えを知っても、何のことだか検討すらつかない私は、理由を目で追った。
今回は、これからの季節に重宝する、保冷剤バッグに入れてはいけないもののお話をシェアさせていただけたらと思います。
ご興味ありましたら、少しだけ柊希の脳内整理にお付き合いいただけましたら幸いです。
どうして保冷剤バッグに乾電池を入れてはいけないのか。
多くの場合、保冷バッグの中は、アルミ蒸着フィルムという銀色のフィルムで覆われている。
アルミという素材は、電気を通す性質があるため、少しでも電池の中に電気が残っていた場合、
電池の端と保冷バッグのアルミ蒸着フィルムが触れ合うことで放電し、
バッグ内が発熱することがあるというのだ。
そして、この発熱に気付かずにいれば、発火し火災の原因になることも考えられるため、
保冷剤バッグに乾電池を入れてはいけないのだというのだ。
例えば、BBQへ食材を持って行き、その日の役目を終えた空きバッグの中に、
細々としたものを詰めて持ち帰るといった光景はよくあること。
そして、その場に持ち帰るべき乾電池があったなら、
自宅に持ち帰るだけのことだものと、他のものと一緒に空いた保冷バッグに押し込んでもおかしくないように思う。
帰宅中の保冷バッグ内の状況を想像すると、ドキリとするのではないだろうか。
もちろん、保冷バッグにも様々なタイプがあるそうで、
保冷バッグのアルミフィルムには表面にラミネート加工などしてある場合もあるという。
そういった、電気を通す性質を遮断してあるような保冷バッグであれば、発熱する心配ははないという。
と言われても、私は自分が持っている保冷バッグの内側が、ラミネート加工してあるものなのか、どのような状態のものが、ラミネート加工してあるものと呼べるのかよくわからなかったため、
ひと通り確認してみると、確かに2種類のタイプの保冷バッグを持っていた。
手持ちの多くはラミネート加工が施されていたのだけれど、確かに施されていないものも巷にはあるようだ。
このような事故は、保冷バッグ内だけで起こるのではなく、様々な状況が組み合わさって起きるため、
電池を処分する際には、電池の両端にテープを貼るなどして、
電気が他のものに流れてしまわぬよう配慮するひと手間を習慣化しても良いのかもしれない。
この話題の発信者は家電量販店のオーナーとのこと。
家電好きであればピンとくる、やってはいけない組み合わせなのかもしれないのだけれど、
片付けることに集中している女性が、空いた保冷剤バッグに乾電池を入れてしまうことは、
あってもおかしくないと勝手に推測する。
保冷バッグ、保冷袋など、様々なタイプのものがありますが、
これから出番が増えるアイテムでもありますので、
取り扱い時の注意ポイントとして、頭の片隅にそっと忍ばせておいはいかがでしょうか。
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