自分の体質のことは自分が一番よく知っていると思っていた時期があった。
しかし、巷でカラダに良い、美容に良いと言われているものにも、
合う、合わない、効果がある、ないものがあった。
理論上はもっと効果を感じられるはずなのに、そうはならない現状に、どうしてだろう?と思ったりもした。
探求好きである私は、仕組みを紐解いたりしていたのだけれど、
あるとき、「私の体質はこうだ」と思っている「こう」が違うのではないだろうか?
自分自身のことを知らないのではないだろうか?と思った。
そこで、体質を自宅で簡単に調べることができる遺伝子検査をしてみることに。
キットを使って口内の細胞を綿棒のようなもので軽く擦り取って、送るだけの簡単な検査だ。
しばらくして届いた検査結果を見てみると、「こうだ」と思っていたものとは別の体質が書かれていた。
そのキットは、ダイエットを効率よく行うために利用するものとして、商品化されたものだったけれど、
自分の体質を理解できたことで、巷の情報を以前よりもよく理解できるようになったように思う。
自分がどのような栄養素が不足しがちなのか、どのような食材の消化が得意で、何か苦手なのか。
日々の中のちょっとしたところで役に立つのだ。
ただ、自分の体質のことは知りたいけれど、遺伝子検査までは……と思う人も多々いらっしゃる。
そのような方は、様々なことを通して、自分の体の反応を感じながら、
自分の体質を少しずつ知っていくこともできるけれど、
もっと手軽に、自分の体質を知ることができる方法はないのだろうかと思い、アンテナを張っていたところ、
先月、ある海外で発表された記事を目にした。
そこには、無塩のクラッカーとタイムウォッチを使って、
炭水化物で太りやすい体質か否かをチェックできると記されていた。
やり方は簡単。
【1】無塩クラッカーを口に含み、タイムウォッチをスタートさせる(もしくは、時計の秒針を使う)。
【2】クラッカーの味が、ほんのりと甘く感じるまで、モグモグと咀嚼する。
【3】クラッカーが、ほんのりと甘く感じたら、ストップウォッチを止める。
無塩クラッカーから、ほんのりと甘味を感じるまでの時間が30秒以内であれば、
炭水化物を効率よく糖質に変え、更にエネルギー変えていくことが得意な体質なので、炭水化物では太りにくいのだそう。
一方、無塩クラッカーから、ほんのりと甘味を感じるまでの時間が30秒以上であれば、
炭水化物を糖質に変え、更にエネルギーに変えるまでの過程に少々時間がかかる体質なので、
前者よりは太りやすいと見ることができるのだという。
この、ほんのりとした甘みを感知できるかどうかという個人差もあるだろうけれど、
空腹時などであれば、割と繊細に感じ取ることができるように思う。
日本人のお米離れが進んでいるとはいえ、
まだまだ日本人の主食は、私たちの体に必要な栄養が含まれているお米なので、
栄養面からみても、食生活からみても、炭水化物を制限するのはやはり難しいように思う。
しかし、外国人医師たちによる研究報告の記事によると、
炭水化物を効率よくエネルギーに変えるには、豆類や全粒粉に多く含まれているレジスタントスターチを摂取すると良いのだそう。
外国人医師たちによる研究報告のような記事だったのだけれども、
これを読んで、日本食は良くできているのだと改めて。
日本には豆を使った食品が非常に多い。
メニューが欧米化している昨今だけれども、1週間の中で数日、
もしくは1日1食は純粋な和食を味わうだけで、
見た目も、体の中も、自然と健康的に調整できるのかもしれない。
ご興味ありましたら、または無塩クラッカーを召し上がる機会がありましたら、
クラッカーチェックで、炭水化物をエネルギーに変えることが得意か否か、ご自分の体質を知ってみてはいかがでしょうか。
そして、お嫌いでなければ日頃から豆製品で、体に優しいサポートを。
何かしらのヒントにしていただけましたら幸いです。
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