ドラッグストアで買い物をした。
レジ横のポップには、“現代人は栄養不足です”とあった。
ここ最近、この文言を、割とよく目にするような気がしている。
何となく目にした程度であるびも関わらず、この文言が記憶に残っているのは、
カロリー摂取と栄養摂取は異なるものだということを、ズバッと指摘されたような気分になったからではないかと思っている。
そして、最近、この文言と同じくらい目にしている“大人のための食育”という言葉。
栄養は十分足りていると思い込んでいる私たちが、
今の自分の食生活を再確認する機会になるように思う。
再確認の内容は、栄養の偏りを正したり、成人病と呼ばれるも諸々を予防するために出来ることを知ったり、
日々をより健やかに過ごすために意識する自分自身のポイントをであったりと、人の数だけあるけれど、
やはりポイントとなるのは野菜なのだそう。
バランスに気を付けていても、自分の癖で栄養が偏っていたり、
ヘルシーを気にするあまり栄養不足に陥っていたりと、
栄養素の偏りが顕著なので、食品メーカーは、大人のための食育と題して講座などを開き、
野菜を飽きずに摂ることができるようなレシピや料理法を提案しているという。
私は、偶然、そのような話を見聞きしたのだけれど、その中で、興味をもったのは「ベジハンド」という言葉だった。
これは、1食につき摂取すると良いと言われている野菜の量を見極めることができる方法のことで、
トマトケチャップや野菜ジュースなどでお馴染みのカゴメが提案しているという。
私たちが、片手に乗せることができる野菜の量は、約60グラムなのだそう。
1日に必要な野菜の摂取量は約350グラムと言われているので、片手×6杯分の野菜を食べればクリアとなる。
これを更に1食分に分けると、1食につき必要な野菜の摂取量は、片手×2杯分の野菜となる。
とてもざっくりとした量り方だけれど、自分が食べた野菜の量や、
これから食べようとしている野菜の量を簡単に把握できる良い方法ではないだろうか。
私は、意識して野菜をたっぷりと口にするようにしていたため、
思うよりも多くの量の野菜を摂れているものだと思っていたのだけれど、
このベジハンドで食生活を振り返ってみると、摂った気分になっていたことと、
1食でたっぷりの野菜を摂ったとしても、片手×6杯分の野菜を1食で摂ることは難しいということに気付かされる結果となった。
目には見えなかった、必要最低限の野菜摂取量が、ベジハンドという形で意識できるようになり、
現在は、左手を器に見立てて「うーん、ゴールは遠い」そう思いつつ、
昨日よりも、お野菜をひと口多めに!という気持ちで、秋の味覚を楽しんでいる。
野菜の摂取量が気になったときには、ベジハンドで簡単セルフチェックをしてみてはいいかがでしょうか。
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