12月に入り、「体が冷える」という言葉を耳にする機会が増えたように思います。
皆さんの体は、冷えていませんか。いかがでしょうか。
冷えないように外側からの防寒対策を施すことも大切なことですが、今回は「調味料の使い方によって体を内側から冷えないようにする」という視点で、冷えをのぞいてみませんか。
幸せのレシピ集内では体を温めると得られる嬉しい効果のお話や、
体を温める食材、体を冷やす食材のお話、その他にも温め方のコツなど幅広く触れておりますが、
体を芯から温めておく、体本来の力で、ある程度の体温をキープできるようになれば、
健康面と美容面の両方から体を健やかに保つ土台となりますので、
ご興味ありましたらチラリとのぞいていって下さいませ。
私たちが日々口にしている調味料にも、体を温めるもの、体を冷やすものに分類することができると言われております。
口にする量は毎日少量ではありますが、この積み重ねは1か月、3か月、半年、1年というスパンで考えますと、
知らず知らずのうちに、私たちの体を、温めやすい状態と冷えやすい状態のどちらかに偏らせてしまうこともあります。
毎日口にするものだからこそ、ちょっとしたコツを上手に使ってご自分やご家族の体内バランスを整えてみてはいかがでしょう。
まずは、ざっくりと大きな枠で把握しましょうか。
体を温めると言われている調味料は、塩気が強いもので、
体を冷やすと言われている調味料は、酸味が強いものです。
寒い地域の味付けに、塩気が強いものが多かったり、暑い地域のメニューに酸味が強いものが多いのは、そのような味付けによって体内環境を整えているからだと言われています。
また、夏と冬では欲する味付けが変わることを思うと、住んでいる地域に限らず、
私たちの体が、必要なときに必要な味付けを欲していることを実体験をもとに、感じることができるかと思います。
もちろん、塩分摂取量が増えている現代人ですので、
体が冷える冬は好きなだけ塩分量が高い味付けのものを口にすれば良い、という単純な話ではなく、適量というものはありますが、
酸味が強いものが好きだからと言って酸味が強いものばかりを口にしていると、
この時季は、体が冷えやすいということです。
このような状況にある方は、「酸味が強いものを減らさなくてはいけない」と考えがちですが、方法はひとつではありません。
例えば、調味料で酸味が強いものと言えばお酢ですが、
お酢を使った料理を作る日には、体を温める食材を積極的に選んで使ったり、
ティータイムは、体を温める飲み物を選ぶ、
体を温める調味料を使った料理も口にするという方法もあります。
完全に食べないようにするというような極端な発想ではなく、
1食、1日、3日、1週間といった期間の中でバランスを取るようにしたり、
調理をする際や、食材、メニューを選ぶ際に少し意識するだけで、体内は少しずつ変わっていくかと思います。
次に、いくつかの例を挙げて調味料を実際に分類してみましょうか。
体を温めると言われている調味料は、塩、醤油、味噌、黒糖、唐辛子、ラー油などの塩気が強いものです。
体を冷やすと言われている調味料は、お酢、お酢を使っているマヨネーズやドレッシング、酸味とはかけ離れていますが、白砂糖や化学調味料などです。
よく、白砂糖が使われているスイーツなどは体を冷やすと言われるので、白砂糖は体を冷やす調味料では?と思われがちなのですが、
白砂糖の過剰摂取は血糖値を急激に上げ下げさせるきっかけになるため、
この過程で血圧が下がるのと同時に体が冷えることが、このような表現に繋がっているように思います。
※糖質が体に必要な栄養素であることは、他の記事でも触れていますので、こちらでは省略させていただきます。
これだけ食べるものを自由に選ぶことができるようになりますと、
適量を見極めたり、自分でセーブすることが難しいということなのかもしれませんね。
お話を本題に戻しますが、
調味料を細かく分類して覚えるのは大変だと言う方は、冒頭でお伝えした、
体を温めると言われている調味料は、塩けが強いもので、
体を冷やすと言われている調味料は、酸味が強いもの。という視点からスタートし、
慣れてきたら、自分がよく使用している調味料を一つずつ確認してみても良いと思うのです。
私自身経験があるのですが、このようなことを一度に変えたり覚え直すのは、思う以上に大変です。
無理をせずに、少しずつ、ひとつずつでも、体は少しずつ反応してくれますので、
今年の冬は、毎日使う調味料で体本来の力で、ある程度の体温をキープできる体作りを始めてみてはいかがでしょうか。
何かしらのヒントや参考にしていただけましたら幸いです。
今日も皆さんの食卓に笑顔がありますように☆彡
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