幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

セルフ避難訓練。

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先日、ベランダに備え付けてある避難はしご(避難ハッチ)の定期点検が行われた。

特別な準備など必要ないという思いから、紅茶を飲みつつ資料整理をしながら順番を待っていたのだけれど、外が慌ただしい気配を帯び始めた頃になって、ガーデンテーブルなどが上階から下りてくる避難はしごの真下にあることに気が付いて、慌てて移動させた。

避難はしごくらい簡単に下りられると思ってはいるけれど、実際に上階から下りてきた、はしごや自宅のベランダから下の階へ垂らされたはしごを見ながら使用時のことを想像すると、

自分が想像していたよりも、はしごの長さが短いことや、使用時に揺れることなどに気が付いて、緊張感のようなものを感じた。

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今回は年が明けて最初の点検だったからなのか、点検員の方が作業をしながら避難時のポイントのようなものをお話してくださったので、

ワタクシ柊希の脳内整理も兼ねておりますけれど、こちらで話題をシェアさせていただきたいと思っております。

避難はしごは、マンション暮らしの方だけが利用するものでなく、ご旅行先の宿泊施設や、偶然お邪魔していたマンションや建物内などにもありますので、誰もが利用するかもしれないものです。

マンション暮らしではないという方も含めて、ご興味ありましたら、温かいお飲み物を片手にお付き合いいただければと思います。

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避難はしごは、地震や火災などが起きたときや、想定外のトラブルに遭遇した際に使用する避難方法のひとつだ。

しかし、避難方法の優先順位は、安全に素早く非難できる非常階段を利用するのが先で、避難はしごは、そのルートが使用不可となった場合の避難ルートという位置付けなのだそう。

ベランダに設置してある避難はしごは、マンションや建物内の各部屋に設置されているところもあるけれど、ワンフロアーで幾つかのはしごを共有するタイプの建物もある。

避難はしごを共有するタイプのマンションにお住まいの方で、ご自宅にははしごが無い場合は、どこのお部屋にはしごがあるのか確認しておき、いざという時には躊躇せずに豪快にパーテーションを突き破ってはしごへ向かう心の準備をしておくと良いとのこと。

といいますのも、緊急時であるにも関わらず、パーテーションを突き破って他人のプライベートスペースに入ることを躊躇うことがあるのだとか。

※正確には、「緊急時のことを考慮してベランダなどは共有部分だけれど、普段はプライベート空間として自由に使ってもいいですよ」というスペース。

だから、点検員の方は、このような点検時には「躊躇せずに豪快に突き破って下さい」と伝えているとおっしゃっていた。

「非常階段が使用できないときには、速やかに避難はしごを使用する。」

とてもシンプルな手順ではあるけれど、時々思い返しておくと、非常時に余計なことで躊躇することが減り、素早く避難できるようだ。

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点検員の方は、避難はしごなどの確認作業の手を動かしながら、余裕があれば少し大きめのハンマーを用意しておくのもいいですよともおっしゃっていた。

これは、地震や火災などが起きたときに玄関枠が歪み、ドアが開かなくなるケースが意外にも多いのだとか。

家の中から外側へ開く設計の玄関ドアは外側からでは開けにくく、内側からハンマーなどで叩いて開けることになるのだそう。

もちろん、耐震性が高いドア枠を使用している住居や建物が増えてきてはいるものの、全てがそのようなものだとは限らないため、このような話を一度でも見聞きしていれば、緊急時に何かしらのヒントになるかもしれないとのこと。

我が家にはハンマーは無い。

この手のものを買い揃えることは、どうしても後回しになってしまうけれど、「外側からでは開けにくいから内側から叩き開けるしかない」と知っていれば、身の回りにある何かしらで対処できるようにも思う。

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無事に避難はしご(避難ハッチ)の点検が終了し、点検員の方を玄関までお見送りしていると、「できればはしごの真下にテーブルや椅子は置かない方がいいので、場所を変えてみてください。」と言われた。

ごもっとも……。

使い勝手が良かったものだから、上階の避難はしご真下付近になってしまうことを気にしつつも置いていたのである。

できれば、避難はしごを使うことなく過ごしたい。

点検を終えたそれを眺めつつ、ガーデンテーブルの位置を再検討した日となった。

今すぐに役立つ話題ではありませんけれど、頭の片隅に忍ばせておいていただいて、必要になったときにはサクッと素早く取り出して、非常時にお役立ていただければと思います。

いつも、ワタクシの脳内整理にお付き合いくださっている皆様、ありがとうございます。

本日も良き日となりますように☆彡

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