愛飲しているルイボスティーのティーパックを全て使い果たしてしまった。
いつもはここで、別の飲み物へとシフトすることが多いのだけれど、もうしばらくルイボスティーを飲んでいたいという体の声に従って、新たなルイボスティー探しの旅へ出ることにした。
ルイボスティーとひと口に言っても、茶葉の発酵具合は会社それぞれ。
新たな自分好みの茶葉に出会うべく、まずは、近所にあるオーガニック食材専門店をのぞいてみることにした。
見慣れたルイボスティーの横にはグリーンルイボスティーが陳列してあった。
これまでは横目で確認するに留まっていたグリーンルイボスティーを冒険がてら手に取ると、背後からお店のスタッフに声をかけられて、タイミング良く試飲サイズのグリーンルイボスティーを手渡された。
なんでも、ルイボスティーには発酵茶葉と不発酵茶葉の2種類があるそうで、グリーンルイボスティーは後者のことなのだとか。
私が飲みなれている一般的なルイボスティーの色を赤とすると、グリーンルイボスティーの色は緑茶のような緑色をしており、味も緑茶のような爽やかさがあった。
結局この日は、発酵、不発酵の2種類のルイボスティーを手に帰宅した。
ルイボスティーに限らず、お茶には発酵茶葉と不発酵茶葉がある。
細かく分類するならば、その中間となる弱発酵のものもある。
緑茶は茶葉を発酵させていない不発酵、ウーロン茶は弱発酵、紅茶やプーアル茶、ほうじ茶、鉄観音茶、ルイボスティーは茶葉を発酵させている。
それぞれに、それぞれの美味しさと嬉しい効果のようなものがあるため、目的に応じての見分けるも良し、気分によってあれやこれやと楽しむ良し。
お茶は、バリエーション豊かで美味しくて、ヘルシーで頼りになる飲み物である。
そのお茶を中国に古くから伝わる知恵を使って分類すると、体を温めることを得意とするお茶と体を冷やすことを得意とするお茶に分けられる。
その見極めのポイントが発酵しているか否かで、発酵茶葉を使ったお茶であれば体を温め、不発酵茶葉を使ったお茶であれば体を冷やすと言われている。
単純に寒ければ温かいお茶で体を温めて、熱ければ冷たいお茶を飲むという風に選びがちだけれど、お茶を、このような視点で選び分けるのも手である。
緑茶には、カテキンによる殺菌作用があったり、ビタミンCが豊富なので、この時季にたくさん飲むことがあるけれど、体を冷やすことを得意としているため、緑茶だけに偏らずに発酵させた茶葉を使う紅茶やほうじ茶などを口にするのも良いのではないだろうか。
そして、これから気温が上がるにつれて冷たい飲み物を美味しいと感じられるようになるけれど、冷たい飲み物を飲みたいけれど体は冷やしたくないような時には、体を温めることを得意としている発酵茶葉を使ったウーロン茶や紅茶をアイスでいただいて涼を取るのも手である。
召し上がる機会が多いお茶の茶葉が発酵タイプか不発酵タイプか知っておくと、美味しく体調を整えられるようにも思います。
「体質」と呼ばれるものには、持って生まれた体質と自分自身の食の好みや食生活から作られた体質がありますので、
何気ないティータイムも、様々な角度から楽しんでみてはいかがでしょうか。
何かしらのヒントやキッカケにしていただけましたら幸いです。
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