幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

エッグスラットをカスタマイズ。

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夏土用入してから1週間程が経過した。

土用とは、立春、立夏、立秋、立冬前の約18日間のことを指している。

土用と聞くと夏のそれが思い浮かぶけれど、年に4回あり、今は「夏土用」と言われる期間である。

ようやく梅雨明けを感じられるようになり、これからが夏本番という感覚だけれども、この夏土用期間が明けると、暦の上では立秋、秋が始まることとなる。

土用入りする前は、今年は猛暑や酷暑から解放されるのではないだろうかと淡い期待を抱いてもみたけれど、朝起きて一番に耳に届く蝉の大合唱を思うと、今年も容赦ない夏が待っているように思う。

ベランダで大音量を響かせている蝉の声をBGMにしながら、ブランチを作ることにした。

この日は、タコライスのシーズニングを使って簡単に。

サルサはシーズニングとセットになっていたものをベースに、刻んだ野菜や調味料を足して自分好みにアレンジを。

更に、たんぱく質や必要なビタミンをもう少しプラスしたくて、スライスした茹で卵も添えることにした。

お鍋の中で、コツンコツンと音を立てている卵を眺めていたら、エッグスラットでブランチという日があってもいいなと思った。

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エッグスラットは、好みの味付けを施したマッシュポテトを小さなガラス瓶に入れ、そのマッシュポテトの上に卵を割り入れてラップなどで蓋をし、ガラス瓶ごと湯煎で過熱したものだ。

卵が半熟になった状態で湯煎から引き揚げ、マッシュポテトと卵をスプーンで混ぜながら食べたり、これをバゲットなどの好みのパンやパンケーキに乗せて食べる、何だかオシャレな雰囲気を醸し出せるメニューである。

今は、カフェメニューやホテルの朝食などで出てくることが多いけれど、もとはロサンゼルスが発祥のメニューで、現地の方に人気の朝食という触れ込みで日本に入ってきたと記憶している。

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エッグスラットのために朝からマッシュポテトを作るのは大変だけれども、ポテトサラダが残ってしまったときなどはエッグスラットにリメイクできるため、気負わなければ思うよりも手軽に作ることができるのだ。

本来は透明の小瓶に入っており、マッシュポテト層と卵層のコントラストも魅力のひとつだけれど、私は自宅で作るのであればココット皿やスフレカップを使った方が、何かとラク……だと思っている。

ここまで各所にアレンジを加えてしまうと、それはエッグスラットではなくエッグスラット風じゃないかと指摘されてしまいそうだけれど、食卓は、楽しく、美味しくをモットーに、毎回全力疾走しなくてもいいのである。

そうそう、アレンジついでだけれど、マッシュポテトと卵の間に、好みのリエットなどを挟むのもアリ。

ここまですると、もう立派なランチメニューに昇格だ。

定番のレシピと、手順、時短のコツさえ掴めば、あとは小瓶の中で無限に広がる可能性が楽しいエッグスラット、ご興味ありましたら召し上がってみてはいかがでしょうか。

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