幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

しじみ汁が効くのは二日酔いだけじゃありません。しじみの持つ女性に嬉しい効果とは?

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しじみ汁と聞くと皆さん、どのようなことを連想しますか?

先日、友人とある場所へ向かう途中に信号待ちをしていたのです。

すると、目の前のビルに設置されている電光掲示板に、

しじみエキスのサプリメントのようなもののCMが映し出されました。

そのCMが働き盛りの男性をターゲットしているかのような作りだったことも影響してなのか、

友人が、しじみ汁は美味しいけれど、

「しじみと言ったら男性」というイメージがあると呟いたのです。

確かに「土用しじみは服薬」とも言われているように、

しじみに含まれているオルニチンや良質なたんぱく質、タウリンやビタミン類は、

肝臓の働きを助け、肝機能を高めてくれますので二日酔いの予防にもってこいです。

しかも疲労回復の効果まであるとくれば、

何となく男性のイメージが定着してしまうことも納得です。

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ですが、しじみは女性にとっても嬉しい食材です。

と言いますのは、しじみに含まれているオルニチンとアミノ酸は、

体に蓄積されて燃えにくくなっている脂肪を燃えやすくしてくれる

ダイエット効果があると言われています。

さらに、女性に不足しがちな鉄分もレバーと同じくらい含まれていますので、

貧血を予防したり、体力をつけたり、夏バテなどによる食欲不振を改善してくれるなど、

とても心強い欲材です。

そして、しじみに含まれている成分をずらり並べてみますと、

美肌やアンチエイジングに必要なアミノ酸、鉄分、ミネラル、

ビタミンB群、良質なたんぱく質などは、ぎゅーっと詰まっているけれど、

大人が気にするコレステロールを上昇させる飽和脂肪酸は、

ほとんど含まれていないレスキューフードなのです。

しかも、しじみは、これから旬を迎え、普段よりも栄養価がグンッと高くなりますよ。

 

ただ、注意も必要です。

しじみの成分が魅力的だと分かるとサプリメントを使う方もいらっしゃるかと思います。

もちろん適量を召し上がる分には問題ありませんが、

サプリメントはとてもよく出来ている分、効率よく摂取しすぎてしまうこともあります。

肝臓に疾患をお持ちの方は鉄分過多になり症状を悪化させることがあるとも聞きます。

必ず、専門家、お医者様にご相談ください。

お食事メニューとして、しじみ汁を召し上がる場合は、

栄養過多になることはないと思いますので、美味しく召し上がってくださいませ。

 

いかがでしょう。

しじみ汁は、男性やお酒を召し上がる方だけに効くものではなく、

女性にとっても嬉しい効果が期待できるメニューです。

今夜あたり、美味しいしじみ汁で家族丸ごと

美容と健康の底上げをしてみてはいかがでしょうか。

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文字変換機能とタッチパネルの精度と感度の良さも良し悪しだ。

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PCやスマートフォンなどで文字入力を行う際に、とても重宝する変換機能。

重宝している機能なのですが、時々、不便にも感じることもあるのです。

あまりにも丁寧に数多くの候補を挙げてくださいますし、

毅然とした態度で間違っているはずの変換も並んでいるため、

知っているはずの正解が、ふと、脳内でぼやけて迷ってしまいます。

手が覚えているはずだと書いても見るのですが、一度迷ってしまうとだめですね。

高校生の頃にお世話になっていた恩師の言葉を思い出します。

「おまえの字は、あまりにも堂々と大きく書かれているから採点し難いんだよ」と。

漢字の書き取りテストの解答用紙の採点が間違っていたことがありまして、

ワタクシは自分の間違いを無邪気に棚に上げて、

「先生も間違えてますよ」と笑いながら指摘したときにいただいた言葉だったと思います。

今なら分かります、恩師の気持ち。

堂々たる態度や毅然とした態度って、時に不思議なことを起こすものなのだと。

 

先日、電車に揺られておりましたら、

女子高生たちがスマートフォンを覗き込んでおりました。

どうやら「おまいり」の文字を出そうとしていたようで、

「どっち?どれ?正解だけ出して欲しいよね」と楽しそうに話していたのです。

私も「お詣り」と「お参り」を迷ったことがあることを思い出し、少しばかり懐かしく思ったのです。

「お詣り」は神様に対して行う「おまいり」なので神社へ行くときに、

「お参り」は仏様に対して行う「おまいり」なのでお寺やお墓へ行くときに。

そう分かってはいても、PCやスマートフォンの変換機能を使っていると

ミスタイプも起こしてしまうこともあるのだけれども。

お詣りやお参りとセットで触れられることが多い参詣(さんけい)と参拝(さんぱい)も

同じような意味だと思いがちですが、こちらは意味が異なっております。

神社やお寺へ行っただけ、鳥居やお寺の門(山門)を通過しただけ、

という状態で手を合わせない場合は「参詣(さんけい)」を使い、

神社やお寺へ行った上で手も合わせる場合には「参拝(さんぱい)」を使います。

「お詣り」と「お参り」には手を合わせる相手によって使い分けますが、

「参詣(さんけい)」と「参拝(さんぱい)」には神社、お寺のどちらに対しても使うことができます。

神社やお寺がとても身近な場所であったり、

通勤や通学途中に通過する方、敷地内に頻繁に足を運ぶ機会がある方は

「参詣(さんけい)」という言葉を使うこともあるでしょうけれど、

一般的には神社やお寺に行くことと、手を合わせることはセットのようなものですので、

「参拝(さんぱい)」の方が身近な言葉なのかもしれませんね。

私は、参詣という言葉には活字で触れる機会が稀にあるかしら、といったくらいで

自ら発信したことはないような気がします。

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このような事を、あれやこれやと頭の中で巡らせながら

私は友人宛てのメールを作成しておりました。

そして、全てを読み返す前に指先が「送信」に触れてしまい、

瞬く間に送られてしまったメールを読み返し、その誤字の多さに固まりました。

スマートフォンの変換機能もさることながら、

タッチパネルの精度と感度の良さも一長一短ですね。

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郵便局で過ごした待ち時間。

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郵便局へ行った。

何か販促キャンペーン中なのか普段よりも混雑していた。

来る時間帯を間違えたかな……と

少し悔やみながら順番待ちの紙切れを手に座席に腰かけた。

ただ、ぽけーっと待っているのも良いけれど、

普段よりも少しだけ背筋を伸ばしてお腹の奥底にグッと力を入れてみた。

そのような一人遊びを始めたところで、郵便局員の方が寄ってきた。

「お待たせして申し訳ありません。よろしければ、これをどうぞ。」

そう言ってポケットティッシュを下さった。

普段よりもちょっぴり良い姿勢のままお辞儀をして受け取った。

 

よくある光景ではあるけれど、外国人には不思議に映る日本の粗品ティッシュ。

以前、日本に遊びにきた友人とても驚いた顔で私に尋ねてきた。

歩いているだけで、待っているだけで、ティッシュをタダで貰うことができるなんて。

日本にはティッシュが余っているのか、と。

そして、ティッシュを受け取らずに通り過ぎた私に友人は、

信じられない、柊希の分を貰うために引き返してもいいかと言った。

もちろん、全力で引き留めたけれど、驚きのカタチも様々だ。

そのようなことを思い出しながら鞄の中に忍ばせてあった

空っぽのティッシュケースに、いただいたばかりのティッシュをセットした。

 

その様子を隣で見ていたのだろう。

ご年配の女性から「今どきのティッシュ入れはおしゃれね」と声をかけられた。

いつだっただろう。不意に、ティッシュ持ってる?と言われたことがあった。

その時は、躊躇せず鞄に入っていた粗品のティッシュを差し出すことにしたのだけれど、

差し出す瞬間、剥き出しのポケットティッシュを差し出すことに少しだけ抵抗を感じた。

その時のことがきっかけとなって、偶然見つけたネットショップで作ってもらったものだった。

お孫さんに贈りたかったようでどこのお店で買えるのかと尋ねられたのだけれども、

インターネットのお店だと伝えると、インターネットは使えないからダメだわ、と言われた。

その場に少しだけ行き場のない困った空気が流れた。

会話は途切れたままだったけれど、しばらくすると女性は会釈をしてカウンターへと移動した。

ホッとした私は一気に体の力が抜けたような気がした。

 

行き場のない空気が漂っていた間、私は彼女が手にしていた封書が気になっていた。

宛名に書かれた「樣」の文字。

一瞬、誤字かしら?と思ったけれど、そのようには思えなかったため、

手帳に書き記して改めて調べてみることにした。

すると、宛名を書く場合に使う「様」という字にはお作法があったことを知った。

今となっては、ほとんど使われなくなっているため

知らなくても当然のようだったけれど、そのお作法はこのようなものだった。

私たちが普段使っている「様」は、

右下の部分が「水」という字になっているため「みずさま」と呼び、

女性が手にしていた封書にあった「樣」は、

右下の部分が「永」という字になっているため「えいさま」と呼んで区別していたのだそう。

そして、目上の方に対して使う場合には「樣(えいさま)」を、

それ以外の方に対して使う場合には「様(みずさま)」を使っていたという。

郵便局で過ごした待ち時間が、思いの外、充実した時間だったと気がついたのは、

それからしばらくしてからのことだった。

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大人の手土産帖|フランス貴族家系に代々伝わる伝承レシピ『ベルナデッテ・デ・ラベルネッテ』のコンフィチュールはいかがでしょうか。

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皆さんはコンフィチュールはお好きでしょうか。

私は紅茶に落としたり、パンやヨーグルト、アイスクリームと一緒にいただくのも好きなのですが、お肉のソースやドレッシングを作るときなどの調味料としても使っています。

冷蔵庫には欠かさず入っていると言える程ではありませんが、好きなお店のものを中心に新しい出会いがあればお試ししてみる、というスタイルで楽しんでおります。

そのような中、今年に入って出会ったコンフィチュールの中にあったのです。

長いお付き合いになる、と直感で感じたものが。

それは、マダガスカルの大自然に育まれたフルーツをふんだんに使ったものでした。

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ベルナデッテ・デ・ラベルネッテのコンフィチュールは、アフリカの南東に浮かぶ島、マダガスカルで全て手作りされています。

使われているのはマダガスカルの恵みで育った天然のフルーツやスパイスたち。

マダガスカルの農業は肥料や農薬を使わずに発展したため、フルーツやスパイス本来の味が楽しめるのも魅力です。

このフルーツやスパイスを、フランスから移住したフランス人女性のブリジット・ビヤーディさんが、フランス貴族「デ・ラベルネッテ家」の家系に代々伝わる伝承の調理レシピを用いて作っています。

また、お砂糖が体に及ぼす負担を考えている彼女のコンフィチュールには、必要以上のお砂糖や添加物、着色料などは使われていません。

使用するお砂糖もきび糖が使われているため、後味も爽やかです。

 

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コンフィチュールの他にも、マーマレード、チョコレートペースト、ジュレもありますが、コンフィチュールは、毎年フランスで開催されている、サロン・ド・ショコラ・パリというチョコレートの祭典で、2009年には特別賞を、2010年には国際優秀賞も受賞しています。

白桃やパッションフルーツ、ジンジャーなどの単品のものもありますが、マンゴーとマダガスカルのバニラを合わせたもの、アプリコットとハチミツの組み合わせ、プラムとシナモン、バナナとチョコレート、チェリーとブラックペッパー、パイナップルとバナナとラム、ととてもバラエティー豊かなラインナップです。

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私が特に気に入っているのはマーマレードのシリーズです。

タンジェリンオレンジとラムとハチミツの組み合わせは、味の濃いオレンジを存分に味わえる、甘くて思わず笑みがこぼれます。

少し変わったマーマレードが味わいたい方は、ジンジャーやシナモン、ナツメグなどのスパイスが加えられている、オレンジとスパイスのマーマレードがおすすめです。

マーマレードと言えば苦みと酸味でしょ!と仰るマーマレード好きには、金柑とグレープフルーツを。

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『ベルナデッテ・デ・ラベルネッテ』、ちょっとした大人の手土産にもピッタリではないでしょうか。

機会がありましたらマダガスカルの恵みを、フランス貴族家系に伝わるレシピのコンフィチュールでいかがでしょうか。

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そら豆の、お歯黒と呼ばれる黒い筋の秘密をコッソリとお教えします。 

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出かけついでに立ち寄るスーパーがあるのだけれど、そのには生産者の顔が見える野菜コーナーがある。

形は少々不格好だけれども、無農薬だったり、朝採れのものだったり、

旬をより強く感じられる野菜が多いため、つい覗いてしまうのだ。

その日、私の目に強く映り込んできたのは今が旬のそら豆。

「そら豆三日」という言葉があるように、そら豆の美味しさは鮮度あってこそ。

できるだけ収穫したばかりのものを新鮮なうちに食べたいところだ。

「朝採れです」と手書きのメッセージシールに惹かれ、立派なそら豆を持ち帰ることにした。

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そら豆と言えば、美味しいメニューが色々とあるけれど、

私が真っ先に思い浮かべるのはメニューではなく、子どもの頃に触れたそら豆の物語だ。

大人になってからもう一度、その物語に触れてみたのだけれど、

そのシュールな世界観に今度は大笑いしてしまった。

ご存知の方も多いかと思うのだけれども、

その物語は「まんが日本昔ばなし」に収録されている。

タイトルは忘れてしまったけれど、登場人物は、そら豆と藁と炭のキャラクター。

そら豆には、お歯黒と呼ばれる黒い筋の部分があるけれど、

あの黒い筋がどのようにしてできたのか、という物語だ。

 

せっかくなので、大まかなあらすじをご紹介しますと……。

幾つかの偶然が重なって出会った「そら豆」と「藁」と「炭」の3人は、

お伊勢さんへお詣りにいくことにしたのです。

このお伊勢詣りは3人にとって長旅になるわけなのだけれど、

この3人は、とにかく口が悪くて仲も悪い問題児。

そんな3人が悪態を吐き合いつつもアクシデントを乗り越えて、

お伊勢さんへ向かっていると、橋がかかっていない川に出たのです。

考えた3人は、3人の中で一番背が高い「藁」が橋になり、

その上を、まずは「炭」が渡ることにします。

だけれども、恐怖から体を発火させてしてしまった「炭」の火が「藁」に燃え移り、

2人は川へ落ちて死んでしまいます。

その一部始終を見ていた「そら豆」、どうしたと思います?

あろうことか、2人のことを大笑いするのです。

あまりにも大笑いしすぎたせいなのか、

「そら豆」の頭の皮がパックリと弾けるようにして破れました。

さすがに痛かったのか、困ったのか、「そら豆」は大泣きします。

そこを通りかかった村娘が

持っていた針と黒い糸で「そら豆」の頭の皮を縫い合わせてくれました。

その縫ってもらった跡がお歯黒と呼ばれる黒い筋として残っているというお話です。

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機会がありましたら、映像や絵本などでご覧になってみてくださいませ。

きっと、そら豆のお歯黒を目にするたびに彼らのことを思い出すことでしょう。

そして、そら豆を召し上がる機会がありましたら、

今回の「そら豆」の頭パックリのお話をチラリと思い出していただけましたら幸いです。

今日も皆さんに良き風が吹きますように☆彡

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ビュッフェとバイキング、同じだと思っていませんか?

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待ち合わせ場所で辺りの景色を眺めていると様々な看板が目に飛び込んでくる。

手持ち無沙汰なのを紛らわせるには丁度良く、

私は視線をゆっくりと流すようにして看板を追った。

すると、バイキングスタイルで営業をしているお店のすぐ側にビュッフェの文字を見つけた。

私たちは、自分が使っている言葉が和製英語であると気づかずに使っていることがある。

更に、本来の意味を取り違えたまま使っていて、

知らぬ間に失態をおかしているということもある。

バイキングやビュッフェという言葉も、これに近いのではないかと思うのだ。

 

今回は、日本人が勘違いしていることが多い身近な言葉、

ビュッフェとバイキングの違いに関するお話を少し、と思っております。

お時間がありましたら、のんびりお付き合いくださいませ。

 

「バイキング」は英語なのですが、

本来は、ヨーロッパ北部にいた海賊や、

ヨーロッパ北部に住んでいた人々のことを表す言葉です。

現在、私たちに馴染みのある食べ放題のもとになっている食事スタイルは、

北欧にあった食事スタイルだったと言われています。

この食事スタイルを取り入れた日本は、「食べ放題と言えば北欧のスタイルよね。」、

「北欧と言えばバイキング(海賊や現地の人々)よね。」といった具合に連想し、

食べ放題のことをバイキングと呼ぶようになったという話があります。

ただ、このようなスタイルでいただく食事のことをバイキングと呼ぶのは日本だけ。

海外へ行かれた際や、外国の方に対して、

「食べ放題」という意味でバイキングという言葉を使っても通じませんのでご注意ください。

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一方、ビュッフェはフランス語のbuffetがもと。

立食パーティーの様子をイメージしていただくと良いと思うのですが、

こちらは、会場や部屋の一角に、お料理を全てお出しし、

お客様は、そこからお料理を取っていくスタイルです。

ただ、このビュッフェという言葉や食事スタイルには、

「食べ放題」や「おかわり自由」といった意味はありません。

日本では主催者のお心遣いやお店やホテルといった

お料理を提供して下さる側のお心遣いもあり、

「食べ放題」や「おかわり自由」というスタイルにしていることがあります。

このため、日本人はバイキングとビュッフェを

同じものだと認識してしまうことがあるのかもしれません。

 

ですが、本来ビュッフェは、お料理の量が決まっているものです。

誰かがバイキングのような勢いでお料理を食べてしまったり、

好きなものばかりを偏って食べてしまいますと、

誰かが、そのお料理を食べられなくなります。

ビュッフェスタイルの場所で食事をする場合は、

ビュッフェ本来のスタイルなのか、

ある程度バイキング寄りで、おかわり自由なのか、

確認や見極めが必要となります。

 

海外では、食べ放題やおかわり自由といった食事スタイルのことを

バイキングとは言わない、通じないということ。

また、日本でビュッフェスタイルという場合は、

食べ放題やおかわり自由ではない可能性もあるということを

事前に知っておくと良いのではないでしょうか。

そうすれば、様々なシチュエーションでビュッフェスタイルに身をおくことになっても、

状況を冷静に見て、その場に合った立ち居振る舞いができますので、

知らぬ間に失態をおかしていた、というようなこともありません。

バイキングとビュッフェは本来、異なるものです。

ビュッフェスタイルのときには、ひと呼吸おいて辺りを見回してみてくださいませ。

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耐震ジェルパッドの意外な使い方とは?

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オーダーメイドの靴ではない限り、多少の不具合は仕方がないと思っているけれど、私は、靴を履くと足のあちらこちらに傷を作ってしまう。

ピッタリとくるものに出会える機会も多くはないものだから、それならばと、自分の足に必要なジェルパットなどのサポートアイテムを各種取り揃えておき、自分の足と靴との微妙な関係をピタッと寄り添わせられるよう手を加えている。

自分の足が、どのような時に、どこが、どのくらい痛くなるのか分かっていれば、対処法も予防法も見えてくるという考えである。

一度でピタリと合わせることはできないけれど、そのようなことを重ねていると、靴を選ぶ際に妥協しても良い部分と、妥協してはいけない部分の判断精度も上がり、準備しておくべきアイテムも絞ることができるようになるのだ。

そして、対処や予防の手際が良くなった結果、自分好みの様々な靴をストレスフリーで楽しむことができているように思う。

「このようなタイプの靴を履くと足が痛くなる」という理由で、あるタイプの靴を潔く選択肢から外すことも一つではあるのだけれど、

本当はトライしてみたいという気持ちを抑え込んでのことであるのなら、少しばかり、もったいないような気もする。

どのようなことも、本人の捉え方、考え方次第で広がったり狭くなったり、深くも浅くもなるのだから、結論を出すのは色々と試してみてからでも遅くはない、と思うのだ。

前置きが長くなってしまったけれど、

今回は、高さがあるヒール靴を履いた時に出る足の痛みを緩和して、足を痛くすることなく長時間過ごすための方法のお話です。

用意するものは100円均一ショップなどにある耐震ジェルパットだ。

テレビの下や、ちょっとした家具やPCの下などに敷いて衝撃を吸収する、あれ。

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【手順とコツ】

パンプスの踵より少し下がった部分と踵が乗る部分に、耐震ジェルパッドを貼るだけです。

ジェルパッドは柔らかいのでハサミを入れることも可能なので、サイズ調節が必要であれば、大体の位置を決めた後にカットします。

履いた直後は、ジェルパッドの厚みによって靴がきつくなったような感覚があるのですが、耐震ジェルパッドは重さを受け止めて形を自在に変えますので、次第に自分の足に馴染みます。

このジェルパッドが靴と足をピタッと固定するので、靴の中で足が泳いでしまって痛みや靴擦れを起こしていた方は、足と靴を一体化させたことでこれらを防ぐことができます。

もともと、耐震用のジェルパッドですので歩くことで起きる衝撃もジェルパッドが吸収してくれるので、疲れにくなり歩きやすくなります。

足が前に滑れば指先に不要な力を込めてしまいます。

そうすると本来ならば靴に当たらないはずの場所が当たり、痛みや靴擦れを起こすこともあります。

足が浮腫みがちで少し大きめサイズの靴を履いている方も、もしかしたら足に不要な力が入っていることが原因で靴擦れや足の痛みを感じていることも考えられます。

自分に合わなければ本来の耐震パッドとして使えば良いだけですので、高さがあるヒール靴を履く日の足の痛みを緩和したい方は一度、お試しされてみてはいかがでしょうか。

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私は普段から靴専用の各種ジェルパッドを愛用していますので、今回の耐震用のジェルパッドを使う方法は、すぐに腑に落ちましたし、貼る位置もすぐに定まりました。

試して感じたことは耐震用に作られているジェルパッドというだけあって、

歩くときの衝撃吸収力は想像以上に太鼓判を押せるということ。

これからは、耐震用ジェルパッドも常備して上手に使っていこうと思ったところです。

この耐震ジェルパッドを使うという目の付け所に感心し、情報の出所を探ったところ、立案者は、女性専用治療院・気功カイロ施術院の高田祐希院長とのこと。

体のことを知り尽くしているプロフェッショナルで、女性のシューズ事情も分かっていらっしゃる方ならではの視点に改めて感心したところです。

靴擦れをはじめとする靴トラブルの原因は一つではありませんので、合わせ技が必要になることもありますが、健やかな足で軽やかに力強く新しい一歩のヒントやキッカケにしていただけましたら幸いです。

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四方八方から狙われている我が家。

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我が家のベランダには、野鳥のお客様が度々遊びにやってくる。

可愛らしかったり、凛々しかったり、賑やかだったり、時に騒がしさが過ぎることもあったりと、人付き合いにも通じるものを薄っすらと感じたりもしている。

彼らは悪さをするわけではないため、自由気ままに過ごしてもらっているのだけれど、彼らのことだけは見過ごせずにいる。

ここで言う彼らというのは番いのハト。

どうやら我が家のベランダを巣作りに適した場所として認定したようなのだ。

一人暮らしを始めた頃、私は自宅ベランダだというのにも関わらず、ハトとの領地争いに負け、ベランダをしばらくの間、明け渡した苦い過去がある。

その間、ベランダ側の窓は開けることができなくなり、洗濯物を干すこともできなくなった。

自分の手には負えないと判断した結果、父の手を借りてハトからベランダを奪還することはできたものの、ベランダでハトの鳴き声や羽音がする度にベランダに駆け寄る癖がついてしまっている。

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そして現在、我が家にある全てのベランダが一組のハトに狙われているのだ。

彼らは、一旦、目を付けた場所は何としてでも手に入れようとする。

諦めが悪いと言えばいいのか、根性があると言えばいいのか、出来る限りの対策を試してみてはいるけれど、自分で追い払う以上の効果がなかなか得られていない。

もちろん、卵を産む準備で命がけなのだから当然のことだとは思うのだけれども、私も生活空間をそう簡単に明け渡すことは出来ない。

そんなこんなで、ここ数週間ほど、早朝から陽が落ちるくらいまで、ハトがやってきたらベランダへ飛び出す、というやり取りが続いている。

数日前は彼らが強硬手段に出て小枝を運び出した。

外出していた隙にサラダボウル1杯分ほどの小枝で、ふんわり素敵な寝床が出来上がりつつあった。

一瞬、なんて上手に作るのだろう。

どこでこんなにも柔らかで触り心地の良い小枝を見つけたのだろう、と感心しかけて頭をブンブンと振った。

作業を無駄にしてしまうようで心苦しくもあったけれど心を鬼にしてそれらを撤去した。

その日は、このやり取りを何度か繰り返し、我が家にとってはただのゴミでしかない不要な小枝がゴミ袋に随分と溜まった。

そのゴミ袋を眺めながら、ちょっとした罪悪感と共に、生きるってエネルギーを要するのだなと思う今日この頃だ。

明日は、どの方角のベランダに現れるのやら……。

皆さんもハトの巣作りにはご注意あれ。

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パスタにスプーンは必要?不要?

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近所にある創作イタリアンレストランへお昼を食べに行った。

そこは駅からは分かり難い場所にある上に、

ここは道かしら?入っても大丈夫なのかしら?と

一瞬、躊躇してしまうような足元の悪い細い路地を入ったところにある。

一見するとお客に優しくないようにも感じられるけれど、

このような、ちょっとした不便と言うものが、

時に隠れ家のようにも感じられ、人を引き付け魅了する。

 

お昼には少し早い時間だったこともあり、すんなりと席に着くことが出来た。

注文を済ませてお水を喉奥へと流し込んで辺りを見回すと、

外国人観光客らしき人たちのテーブルがいくつか目に入った。

こんなに分かり難いお店をどうして彼らが知っているのだろうかと不思議に思ったけれど、

今はSNSも充実している。

きっとその類からの情報なのだろう。

運ばれてきた本日おすすめのパスタに心躍らせつつ、

フォークでクルクルクルッと巻き上げ、そのような事を考えてる。

すると、私の横のテーブルに座っていた外国人観光客カップルの会話が

途切れ途切れに耳に入ってきた。

要約すると、「日本ではパスタを食べる時に、みんなスプーンを使うの?」といった内容。

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日本でパスタを食べる時、お作法と呼べるほどのものは、まだ確立されていないように思う。

だから、お箸で食べることもあれば、

フォークとスプーンで食べることもあり、

フォークだけを使って食べることもある。

お店側も「お好きなように、美味しく召し上がれ」といったスタンスのことが多い。

だけれども、本場イタリアではスプーンは使わずフォークだけで食べる。

イタリアや近隣諸国でスプーンとフォークを使って食べていたら

「まぁ、あの方はフォークだけでは食べられないのね。子供みたいね」

と言ったことを思われてしまうのだ。

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このようなことにまで拘りぬいているイタリアンレストランでは

日本であってもフォークだけのスタイルを取っていることが多い。

私はその辺りにはあまり拘りは無いものの、知ってしまっていることでもあるため

その時々のお店の様子や一緒に食事をする相手によって、

カトラリーを替えるようにしている。

そして、この時はというと、お店の方がキレイに並べ置いてくださったスプーンとフォークがあった。

郷に入っては郷に従えではないけれど、躊躇うことなく両方を使っていた。

そう、目の前のパスタに心躍らされつつ、

スプーンも使いながらリズミカルにフォークでクルクルクルッと巻き上げて。

そのような私をちらちらと横目で見ながらの彼らの会話だ。

きっと、英語での会話なら内容を悟られないだろうと油断したのだと思うのだけれども、

筒抜けだった。

だけれども、そこでスプーンを横に置いてしまうのは違うような気がして、

「ここは日本だ、初志貫徹」と自分を励ましながらパスタを完食した。

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もともとは、スプーンは使わずに食べるものなのだけれど、

アメリカではスプーンを使った方がミートソースなどが食べやすくなる

という考えのもとスプーンを使っていたという。

そして、日本にはイタリアのスプーンを使わないスタイルと、

アメリカのスプーンを使うスタイルの両方が入ってきた。

そこに日本のお箸文化も当然のように加わり、様々なスタイルが共存している。

とは言え、どのような状況に置かれたとしても、

その都度その場に適した方法を選んで美味しく食べることができるに越したことはない。

もし、スプーンとフォークで食べるスタイルに慣れきってしまっている方は、

いざという時のために、一度、フォークのみで召し上がってみてはいかがでしょうか。

それにしても、聞こえていないふりというのも、ときに難儀なものだ。

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今更だけれども、印象派って何ぞや?

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少し前になるのですが、国立新美術館へミュシャ展を観に行ってきました。

これから足を運ぶという方もいらっしゃるかもしれませんので、

詳細は避けますが「ミュシャ展ってなあに?」という方のために、

簡単に説明させていただきますね。

ミュシャとは、

アール・ヌーヴォー時代のパリで有名になった画家、アルフォンス・ミュシャのこと。

このような作品を、お菓子やお酒のパッケージやポスター、ポストカード他、

様々な場面で目にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

 

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このような華やかで優雅な女性を描いた作品は

過去のミュシャ展でも観ることができたのですが、

今回のミュシャ展は同じ画家の作品とは思えないようなものが多数展示されています。

それは、ミュシャの大傑作と言われている「スラヴ叙事詩」全20点。

これらが一挙公開されています。

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ひとつ、ひとつの作品がとても大きいため、

チェコ国外での展覧会は断念され続けておりましたが、

今回、日本が世界に先駆けて全20点全て観ることができるのです。

※チケットを購入するまでに時間がかかりますので、事前にオンラインチケットを利用されることをおすすめ致します。

 

ミュシャの作品やメッセージについて語り出したら止まらなくなってしまいそうですので、

このお話はこの辺にして。

今回は絵画に触れる時で見聞きする「印象派」という言葉を、

さっくり、簡単に覗いてみたいと思います。

「印象派」、何となく意味は分かるけれど、いまひとつ、

どういうことを言いたいのか、何を表しているのか掴めない。

とは言え、知らなくても生活していて困ることもないから、まぁ、いいか。

と遠ざけてしまったこと、ありませんか。

思っていたほど難しいものではありませんので、

この機会に自分なりの何かを自由に掴んでみてくださいませ。

 

絵画と呼ばれるものの中には人物や風景を描くものがあります。

技術や知識、感性の使い方よっては、

写真を見ているかのような絵を描く画家もいます。

ですが、それならば写真を撮ればいいのではないかしら?という考えも無きにしも非ず、です。

そこで、目にした風景、人、光、影だけではなく、

それらを感じた気持ちや目には見えない風や草木の香り、流れ、

その全てを絵にする、これが「印象派」です。

その場の雰囲気や、その人の雰囲気も盛り込んであると言えば、

もう少しイメージしやすくなるでしょうか。

ザックリと外枠をお話させていただいておりますが、

思っていたよりも分かりやすい世界のように感じられませんか。

 

とは言え、実際にどのような作品のことなのか。

イメージし難い部分もありますので、

印象派と呼ばれる画家に名前があがる、

ルノワール、ゴッホ、モネなどの作品を4枚並べてみましょうか。

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それぞれの作風や個性はあるけれど、

大きな枠で捉えてみると

風景、人、光、影だけではなく、

それらを感じた画家本人の気持ちや目には見えない風や草木の香り、流れ、

その全てを雰囲気丸ごと絵にしているような、

人の脳に残っている記憶を取り出したかのような、

そのような共通点を感じられるのではないでしょうか。

感じ方はひとそれぞれですが、

私自身は印象派の作品を目にすると少しだけまったりとした印象や、

幻想的な印象を受けることが多いように思います。

 

非日常や新しい世界を覗いてみたり、触れてみたり、楽しんでみたりすることで、

いつもと変わらぬ日常が、ほんの少しだけ、色付いて見えることがあるものです。

「印象派」のような雰囲気のものを目にした際には、

今回のお話をチラリと思い出していただけましたら幸いです。

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