私は子どもの頃からティッシュの使い方が豪快らしい。
ティッシュを必要としている状況の大小に関係なく、一度にガバッと使ってしまう。
身内は、そのような豪快さに苦笑はするものの既に諦めの境地なのだろう。
見て見ぬふりをし、野放しにしてくれているので非常にありがたい。
もちろん、他人様のお宅や外出先で使う際には、
常識的な判断のもと、かなり控えめにシュッと引き出す。
間違ってもシュシュシュシュシュッとは引き出さない。
どうして、突然ティッシュの話なのかと言いますと、
ここ最近、ティッシュの減りが異常なまでに早いのです。
ここで、普段、ひと箱がどのくらいの期間で無くなってしまうのかを
口にするのも憚られるほど早いというのに、それに輪をかけて早いのです。
ずっと、花粉のせいで鼻をかむ機会が増えたからだろうと思っていたのだけれど、
ティッシュで鼻をかみだすと、しばらく鼻をかみっぱなしになる状況から
何となく感じた「(花粉ではない)」というカン。
そして、遠い記憶に残っていたティッシュアレルギーの話と経粘膜吸収の話が繋がりました。
皆さんは、ティッシュペーパーによるアレルギーがあるってご存知ですか?
そして、私たちの生活の中には体に害のある物質を
「粘膜」から直接体に取り込んでしまう事があるのですがご存知でしょうか?
一般的には「経粘膜吸収」という言葉で説明されているのですが、
今回は、このようなお話の全容を掴んでいただけるように、
できるだけ簡単に、お話しさせていただこうと思います。
【ティッシュアレルギーなんてあるの?】
実はあるそうなのです。
だけれども、私たちの生活の中にあって当たり前の存在になっているティッシュで
アレルギーが起こるなどと想像をしていない方がほとんどだと思います。
ですから、アレルギー症状が出ていても認識できていないことがあります。
風邪や鼻炎、花粉症などをきっかけに「鼻がグシュグシュ」することってありますよね。
スッキリさせたくてティッシュで鼻をかんだのに、
鼻をかんだそばから鼻水が出たり、くしゃみがでたりして、もう一度、ティッシュで鼻をかむ。
すると、また鼻水やくしゃみが出て、再び鼻をかむ、の繰り返し。
というような状態になったことはありませんか?
これは、ティッシュペーパーの空気に触れている部分に「ほこり」や「アレルギーを起こす物質」が付着していて、
それを使うことによって、それらを体内に取り込んでしまい
アレルギー症状を起こしている場合があるのです。
そして、もうひとつのパターンは、
ご自宅で使われているティッシュペーパーに含まれる成分によってアレルギーを引き起こしている場合があります。
ティッシュにそれ程の差があるの?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、あるのです。
小さなお子さんがいらっしゃる方や子育ての経験がある方の中には、
お子さんの肌に合うオムツと合わないオムツがあるという経験をされたことはありませんか?
イメージとしては、それに近いものだと思います。
もちろん、肌に直接触れるティッシュやオムツなので
メーカー側は細心の注意を払って成分などを吟味し商品を作っています。
ですが、人によってはティッシュに含まれる添加物の違いによって
アレルギー症状(くしゃみ、鼻水、かぶれなど)が出てしまうことがあります。
ティッシュペーパーに含まれる添加物というのは、
ティッシュペーパーは水分を含んでも破れた溶けたりせず快適に使えるように、
湿潤紙力増強剤というものが使われていたり、
毛羽立ちにくくしたり、真っ白に仕上げたり、
肌触りよく仕上げたりするためにも様々な添加物を加えて加工します。
このようなものが原因となります。
ですから、一度鼻をかんだあと、くしゃみがでたり、
すぐにもう一度鼻をかみたくなったりという事が繰り返されるようであれば、
一度ご使用のティッシュペーパーを変えてみるのもいいのではないでしょうか。
【経粘膜吸収って何?】
「経粘膜吸収」は、「粘膜」から有害な物質を直接体内に取り込んでしまう事です。
このような形で体内に有害な物質が取り込まれてしまうと、
肝臓を通過しないので、肝臓での分解や解毒が行われないまま、
血液にのって体中を巡ることになります。
このようにして吸収された場合は吸収量も少なくペースもゆっくりですが、
確実に体内に蓄積されて様々なガンへ結びつくこともあるのだそう。
経粘膜吸収は、ティッシュペーパーや、トイレットペーパー、
生理用品などを介して体内に吸収されると言われています。
女性の方であれば、近年、
布ナプキンが見直され始めている事を耳にされたことがあるのではないでしょうか?
これは、経粘膜吸収によって有害な物質が体内に蓄積し、
生理痛や改善されない体の冷えなどの症状が起こっているのでは、
という研究によるものです。
私の周りにも紙ナプキンと布ナプキンを併用している方が多く、
体調不良が改善されたという話を聞いています。
私自身も実践したいと思ってはいるのですが、
布ナプキンのお手入れの手間を考えてしまい、二の足を踏んでいる状況です。
ただ、有害物質の蓄積という点が気になり、
一般的な紙ナプキンから
100%オーガニックコットン製の紙ナプキンに変えてみました。
ブルーデイを快適に過ごせるようになったことで、
これまで特に感じていなかった肌ストレスや
体が感じていた不快感があったことに気づくことができました。
布ナプキンへ変えたら……と
その期待度と興味は高まるばかりなのですが、
今の私は「楽」を選んでしまっています。
不便な時代の方がお肌に優しいものを使っていたのだろうな、などと思いながら。
今回はティッシュアレルギーのお話と、
ティッシュアレルギーにも繋がる経粘膜吸収のお話しをさせていただきました。
何かしら日々の暮らしの中での
ちょっとしたヒントや気づきに繋がることができたのなら幸いです。
今日もこころ豊かな1日になりますように☆彡