幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

大人が粋に楽しむことができる、ちょっと贅沢な折り紙『錦折万華鏡』の世界。

f:id:hiiragi1111:20171001154102j:plain

歩いていると、「おせちのご予約」という文字が目に飛び込んで来た。

「せっかちだなぁ、生き急いでいる感満載だなぁ、まずは秋を楽しみたい」とひと通りのことを思いながら通り過ぎたのだけれども、その夜、私の感覚も似たり寄ったりだと思う出会いがあった。

出会ったものは、今回のタイトルにもあるとおり、大人が粋に愛でられる『錦折万華鏡』と名付けられた、ありそうで無かったタイプの折り紙だ。

どのような折り紙なのかというと、日本の伝統絵画「錦絵(浮世絵)」の絵柄が折り紙上にレイアウトされているのだけれど、そのままなプリントしてあるのではなく、万華鏡のようにレイアウトされている。

折り紙を折らなくても十分素敵な折り紙は、そのままフレームに入れて鑑賞しても素敵だと思うのだ。

こちらは、セットに入っている折り紙を全て並べたもの。

f:id:hiiragi1111:20171001153239j:plain

ただ、この折り紙の楽しみ方はそれだけではない。

多くの方が一度は折ったことがあるであろう鶴をこの折り紙で折ると、鶴が全身に錦絵(浮世絵)に描かれた景色を纏ってあらわれるというお楽しみ付き。

羽を広げない状態でも錦絵(浮世絵)の素敵な場面を眺めることができ、羽を広げれば、錦絵(浮世絵)の世界が鶴と一緒に目の前に広がり、

更に、折った鶴の頭の向きを揃えて並べれば、四季折々の富士山を一度に眺められるという演出まで用意されている。

どの段階まで楽しむかは、この折り紙を手にした人に委ねられているというわけである。

f:id:hiiragi1111:20171001153342j:plain

この1枚のデザインを構成するために、作り手の方はどれほどの神経を張り巡らせたのだろう。

そのようなことを想像すると、色々な意味でため息が漏れた。

大人がゆっくりと味わい、楽しめる、粋な折り紙を眺めながら私の気分は一気にお正月へと向かった。

気が早い話なのだけれど、この折り紙で作った鶴を、お正月のお箸置きとして使ったら艶やかで素敵じゃない。

そう思ってしまったのだ。

f:id:hiiragi1111:20171001153409j:plain

折らずに楽しみ、折りながら錦絵(浮世絵)の中の景色を楽しみ、久しぶりに鶴を折ることも楽しんで、完成品をゆったりと鑑賞できる、ちょっと贅沢な大人の折り紙。

あなたなら、『錦折万華鏡』の中の景色をどのように楽しみますか。

折り紙の楽しみ方に子どもも大人もないと思っていたのだけれど、あるところには「ある」ようでございます。

関連リンク&画像も一部お借りしています:

画像出典:https://jp.pinterest.com/

周りの人に、「お願い」できますか?

f:id:hiiragi1111:20170930180502j:plain

少し前、海外に住んでいる友人から久しぶりに連絡が来たのです。

生活のリズムは整ったように感じられたけれど、

慣れない土地での奮闘は続いているようで日本が恋しいと連呼しておりました。

笑いながら現地での出来事を話してくれていたのだけれど、

何となく彼女の声に詰まりを感じて「大丈夫?」と声をかけたのです。

中途半端な間が空いたあと、「大丈夫……じゃないぃぃ……」と涙声。

もちろん、心配ではあったけれど、

このタイミングで泣くことができて良かった。弱音を吐くことができて良かった。

そんなことを思いながら、彼女の胸の内をただただ聴いておりました。

 

人は頑張りすぎてしまうことがあります。

特に、「最近忙しくて時間がない。」そのような感情が自分の中にあるときは要注意です。

きっと、抱えている様々なモノゴトをこなせるだけの力があるからこそ、

それらを抱える状況に身を置いていたり、

身を置く状況に至っているのだろうけれど、

24時間、365日、これから先何年も、何十年も、そのまま走り続けられるかしら?

そう思って少し、立ち止まってみることも必要ではないかと思うのです。

きっと、頑張り続けることが当たり前になりすぎて、

力のゆるめ方や立ち止まり方を忘れ、

自分以外の誰かの力を借りることでモノゴトが上手く回ったり、

違う広がりや化学反応を起こすことがあることも忘れてしまっているのだと思うのです。

 

自分1人でできることも、もちろん、たくさんあるのだけれど、

自分1人で完結させたい気持ちや

人の力を借りたくない気持ち、

人の力を借りるのは申し訳ないという罪悪感にも似た思い込み、

私がやらなくてはいけないという強い責任感などなど、

無意識に抱いてしまっている気持ちが、自分から余裕を奪って、

心身共に忙しい日々にしていることがあるのではないかと思うのです。

 

私も無意識にこういう気持ちを抱いてしまっていることがあります。

完全に電池を使い切ってベッドに傾れ込むのですが、

無意識だから気が付かないんですよね、自分自身のことなのに。

そして、ベッドに辿り着けたことでセーフにしてしまう。

心身は全くセーフではなかったりするのに。

 

人の力を借りることは悪いことではないし、

そうすることで見える世界や、知ることができる世界があって、

相手のことも自分のこともより深く知ることができる貴重な機会でもあると思うのです。

f:id:hiiragi1111:20170930180535j:plain

ただ、頑張り屋さんであればあるほど、

「助けて欲しい」、「力をかしてほしい」と言えなかったり、

せっかく「手伝おうか」と言ってくれた人の助けを「大丈夫だよ」と笑顔で断ってしまったり。

頭と心の中がごちゃごちゃになってしまうこともあります。

手伝おうかと声をかけてくれた人は、

きっと、とてもよく観察してくれていて、

頑張っていることも、1人で何とかしようとしていることも何となく分かった上で、

その人はその人なりの勇気を使って声をかけてくれていることもあります。

その勇気に対しては、こちら側も勇気で「ありがとう、お願いしてもいい?」と答えることも、

ある種の思いやりとも言えるのではないかしら、と思うのですがいかがでしょう。

もちろん、自分から「お願いしてもいい?」と言うことも、

甘えでも手抜きでもなくて、

少し異なる視点から眺めて見たらお互いにとって貴重な機会のひとつではないかと。

 

お願いしてもいい?という言葉に対して、ハードルが高いなと感じた方は、

自分が思っている以上に頑張っているはずです。

自分自身を守ってあげるのも、大切にしてあげるのも、自分の役目。

そんな風に少しずつ視点を変えながら、自分らしく居られるといいですよね。

慣れないうちや気恥ずかしさが勝ってしまうときには、

女優気分でお願いしてみても良いと思うのです。

 

これから、年末に向かって嫌でも忙しくなります。

「最近忙しくて時間がない。」そのような感情が自分の中にある方は、

この機会に、自分の声を聴いてみてあげてみてはいかがでしょうか。

私も今夜は、バスタブに浸かりながら自分の声を聴いてみようと思っております。

あなたも是非。

f:id:hiiragi1111:20170930175646j:plain

関連記事:

画像出典:https://jp.pinterest.com/

転がる1円硬貨から覗いた世界。

f:id:hiiragi1111:20170930154745j:plain

コンビニのレジに並んでいたときのこと。

私の前にいたサラリーマンが店員から受け取った小銭をバラバラッと落とした。

私のもとへ転がってきた硬貨を拾い上げようとしゃがんだら、

硬貨が軽やかに方向転換し、私の横をすり抜けて転がっていったものだから、

自分のどんくささに肩を落としつつ、硬貨の後を追いかけた。

1円硬貨を2枚拾い上げてサラリーマンのもとへ急ごうとすると、

「急いでいるから、それは募金箱へお願い!」と言い残し、彼は慌ててコンビニを去っていった。

意識の全てを転がり行く1円硬貨に向けていたのだろう。

急に店内に流れていたBGMのボリュームが大きくなったように感じていると、

レジに居た店員が、台風が過ぎ去った後みたいですね、と声をかけてきた。

私は、拾い上げた1円硬貨を店員に見せ、お互いに頷きあった後、

サラリーマンの望みを叶えるべく2枚の1円硬貨を募金箱へ入れた。

 

物に対して感じる価値は、人によって様々だけれども、

お金本来の価値を知っている人は、どれくらいいるのだろうかと思った。

ここで言う本来の価値というのは、シンプルに硬貨として、紙としての価値のことなのだけれども。

私は数年前に、当時の1円玉は1円では作ることができないというニュースを見て、

初めて本来の価値について思いを巡らせたように思う。

 

当たり前のことなのだけれども、お金を作るにも原材料費や製造費などがかかり、タダではない。

私の記憶に薄っすらと残っている当時の話になってしまうのだけれども、

1円玉の原料であるアルミニウム地金の相場が2倍ほどに跳ね上がり

その影響を受けて1円玉をつくるためには約2円ほどのコストがかかっていたように思う。

原価割れで、大赤字。大丈夫なのかしら?と単純に思ったけれど、

全ての原料を一から調達しているのではなく、

市場に出回っている硬貨をリサイクルして原料に加えることもあるらしく、

アルミニウム地金の相場の動きが

そのまま硬貨の金額的な価値に反映されることはないのだという。

それだけではなく、お金は、硬貨だけではなく紙幣も製造されているけれど、

紙幣にかかるコストが硬貨に比べると低いため、

お金全体で見ると大赤字になることはなく、硬貨や紙幣の価値は保たれているという。

硬貨や紙幣の価値が保たれているからこそ、私たちの日常に混乱が起こることなく、

お金が紙切れになるのでは?という不安を抱くこともなく過ごすことができているというわけだ。

 

少し想像してみれば、分かることばかりなのだけれど、

本当の価値を知ること、本当の価値を見るチカラを、

うっかりどこかへ忘れてきてしまわないようにしたいものだと思ったある日のできごと。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

押したいボタンと押してしまったボタンの結末。

f:id:hiiragi1111:20170929134230j:plain

「かっちゃん、それ触っちゃダメ」若いお母さんが慌てたように言い放った。

その声につられるようにして、その声の先を見てしまったのだけれども、

小さな男の子がつま先立ちで、

自分の背丈よりも高い場所を目指すようにして、右腕をぎゅーっと伸ばしていた。

伸ばされた手は、人差し指だけがピンッと伸ばされていて、

指の先には火災報知器のボタンがあった。

押したらどうなるかなんてことには一切興味がなくて、

ただただ、ボタンをギュイッと押したい衝動のまま突き進めるお年頃。

少しだけ、羨ましくもある。

そのような事を思いながら、友人を待つ傍ら、少しだけ親子を眺めていた。

どうして、そのボタンを押してはいけないのか。

お母さんが丁寧に説明しているのだけれど、

私の目には、少年が次のチャンスを伺っているように見えた。

f:id:hiiragi1111:20170929134135j:plain

そう言えば、ショッピングモールか、デパートか、はたまた駅の構内だっただろうか。

場所は忘れてしまったのだけれども、ある時、母が化粧室に入った。

外で待っていると化粧室の中から警報音が鳴り響き、

女性たちが外へ小走りにでてきたのだ。

その緊張感のある音に私の心臓がぎゅっと強張った。

外へ出てくる女性たちの中に母の姿を確認し、

何があったのか尋ねたけれど急に警報音が鳴りだしたため、慌てて出てきたという。

女性たちと入れ替わるようにして警備員たちが数名、化粧室内に駆け込んでいく様子を確認し、

状況を気にしつつも私たちは、その場を離れた。

 

喫茶店に入り、落ち着いたところで話題はもちろん警報音のことだ。

ひと通り、想像出来得ることを話し終えたあと、母が言ったのだ。

「トイレの横に妙なボタンがあったから押したけれど、それは、水のボタンじゃなかったの。

あれって、なんのボタンだったと思う?」と。

何だか嫌な予感がした。

「水のボタンじゃないボタンを押したらどうなった?」と尋ねると、

「警報音が鳴りだしたから、間違えて押したボタンの確認どころではなかったのよ」

と答えながらコーヒーを口に運び、

「このコーヒー美味しいわね」と嬉しそうに言う母を眺め、

あの警報音を鳴らしたのは間違いなく母だと私は確信した。

「母上、美味しいコーヒーをお召し上がりのところ、大変残念なお知らせなのですが……、

さっきの警報音は、その水のボタンじゃないボタンを押したせいだと思うんだけど。」

「え?私なの?どうしよう。」

そう言いながら、目の前であたふたする母を眺めたことがあったな、

と懐かしいことを思い出したりもして。

ボタンは、人を誘うのがお上手です。

そのボタン、押す前に一度ご確認を。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

潤いレディーの視点|「ささくれ」と「お肌」のコンディションは繋がっている。 

f:id:hiiragi1111:20170930154841j:plain

友人から、とても素敵な香りのハンドクリームをいただいた。

早速、仕事の合間に手に塗り広げていたのだけれど、

いつも自分が手に取る香りではない香りに、気分がぽわっと高揚した。

自分では手に取らない香りの組み合わせだったにも関わらず、

間違いなく私好みの香りだったことに驚き、感想と共にそのことを友人に伝えた。

何年友達やってると思ってるの、と笑う友人に

「そっか、そっか」とその場は妙に納得してまったけれど、

丁寧に選んでくれたことに改めて気持ちが温かくなった。

クリームを指先に馴染ませていると、

親指の爪の根元に「ささくれ」ができそうな気配があった。

こんな所にも秋が忍び寄っているのかと思いながら、

爪の根元には念入りにクリームを塗り込んだ。

f:id:hiiragi1111:20170930134830j:plain

女性は皮膚が薄い上に、日常の中で水に触れたり、パソコン作業をしたり、

紙を触ったり、お洗濯ものを畳んだりといった様々な作業の中で

指先の皮脂が奪い取られて、乾燥しがちな生活を送っている。

頑張りが表れている手は素敵だけれども、

時々、その頑張りが表れすぎていて「あ……っ」と思うこともあるのではないだろうか。

 

ネイルを楽しまれている方は、

ネイルリムーバーや消毒液によって指先の皮脂を必要以上に取り除いてしまいがち。

更に、甘皮を取り除きすぎてしまって気付かぬうちに指先に負担をかけていることも多い。

これらが、指先を乾燥させ、ささくれを招き、手全体の乾燥を招くこともある。

ネイルリムーバーや消毒液は、できるだけ爪以外の皮膚に付着しないように注意し、

甘皮も取り除きすぎないように意識するだけで

ささくれを防止したり手の乾燥を緩和させることができるという。

f:id:hiiragi1111:20170930134921j:plain

そして、もうひとつの視点。

ささくれは、栄養バランスの偏りや、新陳代謝の乱れ、

睡眠不足によるホルモンバランスの乱れなどを知らせるサインでもあると言います。

これらの原因が招く不調の中には肌荒れなども含まれいるため、

ささくれ予備軍やささくれを発見した時には、

お肌のコンディションも同時に整えられるように、

皮膚や粘膜を元気に保つビタミンAやビタミンB、

皮膚を作ることに長けているタンパク質、

ビタミン類を取りこぼすことなく吸収する手伝いをしてくれるミネラルなどを

積極的に補うようにしましょう。

全て含まれている手っ取り早い食材ですぐに思い浮かぶのは鰻ですが、

苦手な方もいらっしゃいますものね。

ビタミンA、B、たんぱく質、ミネラルを様々な食材で摂り入れてみてはいかがでしょう。

f:id:hiiragi1111:20170930135238j:plain

今回お話させていただいた内容は、

年に何度かお世話になっているネイリストの方から教えていただいたものですが、

私自身、この栄養素ラインナップを時々気にかけております。

即効性があるわけではないのですが、

いつのまにか、指先もつま先もお肌も、

それほど乾燥を気にしなくてすむようになりました。

指先やお肌の変化に気付いた時に取り入れられるようにしていると、

少しくらいの無理は跳ね返すことができるコンディションが備わります。

今年の秋冬のささくれケアは、ハンドクリームやオイルケアだけでなく、

体の内側からもケアしてみませんか。

女性の皆さん、今年も乾燥なんて吹き飛ばして、潤いレディーでまいりましょ。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

自分自身から向けられる言葉の呪縛の解き方。

f:id:hiiragi1111:20170927151804j:plain

夏でもない、秋でもない、ただ曇り空が広がっているある日。

いついつまでにやらなくては、いついつまでに済まさなくては。

様々な締め切りが積もり積もっている上に、

自分自身から向けられる「やらなくては」「済まさなくては」という言葉の呪縛を振り解きたくて、

曇り空に似合う少し大人っぽいR&BをBGMに選んで、

ランチには少し早いし、ランチと言うにはスイーツ感高めだけれど、

甘いパンケーキを焼いて、

さつまいものペーストが練り込んであるバニラアイスも添えた。

生憎のお天気が呪縛に力を貸してしまいそうな勢いだったけれど、

甘い香りに張りつめた心をゆるっゆるに緩めてもらいながら、

ブラックティーも準備して、パンケーキとアイスをひと口、口の中へ運んだ。

アァ……、シアワセ。

本当に欲しているものを口にしたときに感じる幸せは、

細胞レベルで喜んでいるようにも感じられて、

美味しいだけではない別の感覚が生まれる。

 

f:id:hiiragi1111:20170927151851j:plain

甘いものが当たり前のように身近にある「時」に身を置いていると、

ハイカロリーだとか、糖質制限だとか、体に関する色々も頭の中を過ぎるけれど、

世の中も、人も、どちらか片方だけで成り立っているわけではないのだから、と思ったりもして。

私は自分自身のバランスを取ることが上手なタイプではない。

いや、多分、かなり不器用な方に属する。

男女問わず素敵だ、魅力的だと感じる人は、自分を緩めること、引き締めること、

その双方のバランスの取り方が上手くて、自分自身を強く信じられる人なのかなと。

これは私が勝手に感じていることで、

魅力というものはそれだけではないのだけれど、

人と出会った時に、そう感じる瞬間がある。

私はまだまだだけれども、今日はパンケーキが美味しいから、まぁいっか。

パンケーキを味わいながら、何の役にも立たないようなことに思考を巡らせた、

夏でもない、秋でもない、ただ曇り空が広がっていたある日。

自分自身から向けられる言葉の呪縛にもがいているあなた、

今日は甘いパンケーキなんて、いかがでしょうか。

f:id:hiiragi1111:20170927151931j:plain

画像出典:https://jp.pinterest.com/

肩コリや頭痛の原因はストレートネックではないかしら?

f:id:hiiragi1111:20170929162500j:plain

肩コリや頭痛などの症状がある状態が当たり前になっている女性がとても多いように感じます。

様々なケアを試されている方も多いと思うのですが、

その症状の原因を探ることには、

なかなか時間を割くことができていないのではないでしょうか。

症状が同じであっても原因が異なるのであれば、

症状を緩和させるためのアプローチを変えた方が、

より効率よく、快適な状態に戻すことができると思うのです。

ですから、幸せのレシピ集では、ひとつの症状を改善させるためのきっかけ作りとして、

様々な視点からお話させていただいております。

 

ケアそのものにも合う、合わない、続けやすい、続けにくいがありますし、

原因によっては結果が出た、出ないといった個人差も生まれます。

症状と情報を照らし合わせてみる中で、実際にケアを試してみる中で、

自分の体から出ている様々なサインを感じて

自分に合ったケアを見つけるコツを掴んでいただければ、と思います。

痛みや小さな不調に慣れて、感覚が麻痺していきますと、

知らぬ間に気持ちまでもが麻痺していきます。

素敵なことや幸せなことが目の前にやってきているのに、

それを思いっきり感じることができないのは、もったいないように思います。

小さな不調は小さなうちに吹き飛ばして、日々を欲張って楽しみませんか。

 

今回は、肩コリや頭痛、首や肩甲骨辺りの痛み、張り、手や腕が痺れ、

といった症状を引き起こす原因のひとつだとも言われている

ストレートネックを覘いてみたいと思います。

柊希の脳内整理も兼ねておりますが、お時間ありましたら、お付き合いくださいませ。

f:id:hiiragi1111:20170929162527j:plain

私は仕事柄、1日の大半をパソコンやスマートフォン、タブレットと過ごしていることもあり、

アロママッサージや鍼へ行きますと、必ずストレートネックを指摘されるのです。

そこで耳にするのは、職業に限らず、

現代人のライフスタイルに欠かせなくなりつつあるスマートフォンやパソコンは

ストレートネックを招きやすいアイテムだというお話です。

パソコンやスマートフォン、タブレットなどを覘く時間が多いと感じている方、

そう言われてみると、ちょこちょこ覗いているという方は、

枕に手を加えて、寝ている時間を利用してストレートネックをケアしてみてはいかがでしょう。

f:id:hiiragi1111:20170929163733j:plain

もともと私たちの首は、体の左側から見た場合、

ひらがなの「く」のような形をしており、緩やかなカーブ状になっています。

このカーブが、6キロほどある大人の頭を

体への負担を最小限に抑えつつ支えてくれるのに適した形なのだそう。

ですが、現代人のライフスタイルに欠かせなくなったスマートフォンやパソコンを使う際、

私たちは前かがみになっていることが多く、

体への負担を最小限に抑えてくれるはずの、

「く」の形をした緩やかなカーブを無くしてしまっているのです。

背骨から首の骨が一直線になる様子から、

この状態は、ストレートネックと呼ばれているのですが、

この状態になりますと頭の重さが4倍ほどになるのだとか。

単純に計算すると24キロの重さを首に乗せ続けていることになり、

筋トレの域を超えるレベルです。

この状態が、先程例を挙げました症状を引き起こしてしまうのです。

不調を解消するためには、スマートフォンやパソコンを使う際、

できるだけ負担がかからない姿勢をキープすることが大切なのですが、

そこまで気を配っての生活はなかなかできません。

そこで、寝ている時間を利用して首をケアします。

f:id:hiiragi1111:20170929164609j:plain

どうするのか簡単に言いますと、枕の高さを低くして寝るだけです。

ただ、これ。

一度、枕の高さを高くして眠ることに慣れてしまっている方は、

落ち着かず非常に眠りにくいのです。

ですが、高さの高い枕はストレートネックを悪化させることもあるのだそう。

想像していただくと分かるかと思いますが、

先程お話したように首の緩やかなウェーブ、「く」の形が崩れてしまうことが原因です。

そしてもう一つ、スマートフォンやPCは頻繁に使わないけれど、

毎晩、高さの高い枕で寝ていることが原因となってストレートネックになり、

肩がこっているというパターンもあるのです。

ご自分のライフスタイルや癖から、この辺りをセルフチェックしてみてくださいませ。

f:id:hiiragi1111:20170929162627j:plain

高さの低い枕に買い替えても良いのですが、

寝にくくなって睡眠不足になっては枕も無駄になってしまいます。

まずは、お家の中にあるものを使って無駄なくケアしましょう。

タオルやバスタオルを数枚重ね、眠ることができるくらいの高さを作ります。

少しずつタオルの枚数を減らしたり、タオルの折り畳み方を工夫して高さを徐々に低くしていき、

できるだけ首の形が「く」の形を作ることができるように調節します。

できればフェイスタオルをクルクル巻いて筒状にしたものを

首の「く」の形の凹んだ部分に当て、サポートに使うと、

首の負担が減り、ストレートネックを改善しやすくなるようです。

 

私は毎日ではありませんが、

首から肩甲骨の辺りが鉄板を入れているみたいにガチガチになってきたら、

このタオル枕でケアをするようにしています。

1週間ほど続けますと、随分と軽くなるので助かっています。

本当は毎日ケアすると良いのでしょうけれど……。

ダメですね、調子が良くなると、つい手を抜いてしまいます。

これは私の経験ですが、ストレートネックはケアしないままで過ごしていると、

少しずつ症状が悪化し、めまいや吐き気を引き起こしますので、注意してくださいませ。

f:id:hiiragi1111:20170929163421j:plain

タオル枕は、お家にあるものでできますし、寝ている間にできるケアなので

肩コリくらい……と思わずに、気が向いた時や気持ちに余裕ができた時には、

できるケアを、できる分だけ、行ってみてはいかがでしょう。

いつも、柊希の脳内整理にお付き合いくださっている皆さん、ありがとうございます。

スマートフォンは欠かせないけれど、下ばかり向かずに、空も見上げてまいりましょ。

そして、今日も、お互いに口角をきゅっと上げて過ごしましょうね。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

誕生色|10月生まれの誕生色、想紫苑(おもわれしおん)色の紹介。

f:id:hiiragi1111:20170925151319j:plain

幸せのレシピ集では毎月、

その月にお誕生日を迎えるレディーの皆さんをお祝いする気持ちを込めまして

お誕生日月に関連するお話をさせていただいております。

2回目のお祝いとなる今年は、『誕生色』というものをご紹介させていただいております。

誕生色の誕生に関しましては何度か触れさせていただきましたので

今回は割愛させていただきます。

『色』と一口に申しましても様々です。

例えば、毎年、巷に溢れる流行色と呼ばれる色がありますが、

これは、国際流行委員会が、世の中の経済状況や国際情勢などを分析し、

2年ほど先の色を決めております。

一方、伝統色と呼ばれる色は、各国の歴史を感じさせる味わい深い色が多く、

お国柄が表れた素敵な色が目立ちます。

日本に在る伝統色には他国にはあまり見られないような繊細さや鮮やかさがあります。

そして、名付けられた色名は味わい深い素敵な景色を言葉で切り取ったかのようなのです。

声にできるわけではないけれど、

色は世界中の人々と交わすことができる言葉のようなものなのかもしれませんね。

お誕生日月の方も、そうでない方も、

この機会に、今の季節に優しく寄り添う和色の世界を

覗いてみてはいかがでしょうか。

 

10月の誕生色の和名は「想紫苑(おもわれしおん)」色と言いまして、

紫色の中に淡い青の滴を落として優しく掻き混ぜたあとに生まれたような、

ほんのりと青みがかった紫色をしています。

f:id:hiiragi1111:20170925150418j:plain

紫苑(しおん)は、秋に咲く花でキク科の可愛らしい小花の名です。

細い茎の先の紫苑(しおん)が秋風に揺れる姿は、移り行く季節を感じさせてくれます。

初めは淡い紫色をしているのですが秋の深まりに足並みを揃えるかのように、

徐々に、その色を濃くしていきます。

f:id:hiiragi1111:20170925150441j:plain

そして、想紫苑(おもわれしおん)色は、平安時代から親しまれていた色のひとつで、

紫苑(しおん)は、大切な人を想う花として大切に扱われてきました。

この辺りから色名が付けられたのではないかと思います。

紫苑(しおん)意外にも桔梗の色と表現されることも多い色なのですが、

この、淡い色から濃い色の幅、表情の豊かな色を思うと、

想紫苑(おもわれしおん)色は、女性が持っている可愛らしさや美しさ、

強さやしなやかさ、その全てを内包しているようにも感じます。

今日のあなたは、どの辺りの色で過ごされているのでしょうか。

f:id:hiiragi1111:20170925150530j:plain

ここへ足を運んでくださっている10月生まれのレディーの皆さん、

お誕生日おめでとうございます。

10月生まれの皆さんは、平安時代からある、雅な紫苑色がある季節に生まれたのですね。

今年もお祝いの言葉を贈らせていただける機会を嬉しく思います。

新しい1年も、本当のあなたを、思いっきり楽しみながら日々を重ねてくださいませ。

あなたの日々がカラフルに輝く1年になりますように☆彡

f:id:hiiragi1111:20170925152740j:plain

関連リンク:

画像出典:https://jp.pinterest.com/

あなたが感じる「ちょっとした幸せの瞬間」は、どのような瞬間ですか。

f:id:hiiragi1111:20170926131233j:plain

大粒のブドウを冷蔵庫から取り出して洗っているそばから、

パクッ、パクッと摘み食いをした。

果汁が口の中から体の奥へと染み広がる感覚が心地よくて、もうひと粒、口の中へ入れた。

秋の味覚だと改めて意識して口にすると、

美味しさもジューシーさも増すような気がするのは私の単純さからくるものだろうか。

幸せな瞬間は多くても困りはしない。

それならば、この単純さはお得感のある性質じゃなかろうか。

自分を思いっきり肯定しつつ、食器棚から取り出したお皿にブドウを乗せた。

 

私がブドウを食べるときに思い出すことのひとつに、

ブドウの皮は食べる?食べない?というものがある。

ヨーロッパで暮らしていたときに体感したことなのだけれども、

あちらの皆さんは、ブドウは皮ごと、種ごと食べるのだ。

しかも、スーパーなどで買ったものを洗わずにパクパクと口に運んでいく。

友人と歩いているとき、「食べる?」とブドウを房ごと渡されたときには、

洗わなくていいの?皮と種はどこに捨てるの?と思ったものだ。

皮ごと食べた方が栄養を取りこぼすことがないことは頭では理解できるけれど、

潔癖症ではないけれど、衛生管理は行き届いた日本で生まれ育った私にとって、

地味にハードルが高い案件だったように思う。

 

時々、当時を懐かしむかのように、

日本では皮ごと食べるブドウではないけれど皮ごと食べてみることがある。

種を噛み砕いてしまった時の口の中の違和感と皮を噛んでいると出てくる苦みが、

ブドウの甘酸っぱい果汁と混ざり合い「んー、ブドウの美味しさ半減」と思う。

それでも時々、この食べ方を試してしまうのは、

当時過ごしていた時間が、私にとって充実した良い時間だったということなのかもしれない。

色々と大変だったこともあったはずなのに、だ。

イギリスのことわざに、『学問なき経験は、経験なき学問に勝る。』というものがある。

経験だけ積めば良いということではなく、学ぶことも、経験することも大切なのだけれど

どのような経験も無駄にはならないのだと、

年々、実体験として感じられるようになってきたするこの頃だ。

ブドウを丸ごと食べた時の食感や味わいを知っているからと言って、

それが暮らしの中で役に立つことは無い。

だけれども、彼らが知らない、

種と皮を取り除いて食べるブドウの美味しさを知っているというのは、

私にとっての、ちょっとした、

数十秒後にはすっかり忘れてしまうくらい、ちょっとした幸せの瞬間でもあるのだ。

あなたが感じる「ちょっとした幸せの瞬間」は、どのような瞬間ですか。

そのような瞬間を日々、大切にしてみてくださいませ。

画像出典:https://jp.pinterest.com/

ひと呼吸ほどの時間で、あなたは何をしますか。

f:id:hiiragi1111:20170926151116j:plain

まだ昼間は暑いけれど、優しい秋の匂いが心地よくて、思わずスーッと息を吸い込んだ。

すると、何処からともなく金木犀の香りがフワリ、鼻を擽った。

もう金木犀?今年もまた同じことを思った。

きっと来年の今頃も、移り行く季節の中で、同じようなことを思い噛みしめるのだろう。

そう思い噛みしめられる日々であって欲しいという小さな願いを、その香りに託してみたりして。

 

外出案件を片付けた後、

小さなショップを数件、はしごしながら自宅へ向かっていた。

この間、外を歩けば、車や自転車との間で道を譲り合い、

ショップ内では、レジに並ぶ順番を譲り合い、という出来事が3度ほど続いた。

このようなシチュエーションの時、

タイミングが合わなかっただけだと言ってしまえば、それまでのことなのだけれども、

相手と目線が合わないことも少なくない。

目線が合わなくても会釈だけで通じることも多く、

そのような素振りを視界の端で捉えあうだけで十分ということもあり、

知らない者同士、目線が合わなかったからと言って嫌な印象を抱くことはないのだと思う。

だからだろうか。

この日3度ほど続いた出来事の中で、しっかりと目線が合い、

お互いの表情を確かめあえた状況が妙に印象深く、私の記憶に刻まれていた。

関わったお三方が皆さん素敵な笑顔の女性で、

ほんの数秒間のことだったけれど、

自分と関わった人を和ませるには十分な時間なのだと感じた。

 

慌ただしく通り過ぎていく時間の中に身を置いていると、

無意識に、ほんの数秒を惜しんでしまうこともある。

惜しんだ時間が何を生み出したかどうかは人それぞれだけれども、

ひと呼吸ほどの時間で出来ることは自分が思う以上にたくさんあるのだと思う。

大切な人の目を見て微笑む、とか。

ギュッとハグする、とか。

レジでお会計を済ませたらニコッと微笑んでみる、とか。

「おつかれさま」と、しっかり目を見て伝えてみる、とか。

「ごめんなさい」と、言葉だけではなく、しっかりと目でも伝えてみる、とか。

ひと呼吸ほどの時間で、あなたは何をしますか。

今日も、ここへ足を運んでくださった方の1日が穏やかでありますように☆彡

画像出典:https://jp.pinterest.com/