幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

皆のお顔に忍び寄る3センチ。

「暮らしの相棒」のひとつだった我が家の冷蔵庫が代替わりをした。 度重なる引っ越しにも耐え、大きなトラブルを引き起こすことなく、私の胃袋を満たすことに尽力してくれていたのだけれど、先日初めて食材をガッチガチに凍らせた。 いつお役目を終えてもお…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

大人視点で菊を嗜む。

今年も重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)がやってくる。 1月1日の元日や、3月3日のひな祭り、5月5日の子どもの日、7月7日の七夕ほどの知名度や分かり易い華やかさのようなものはないのかもしれないけれど、 五節句の中で一番、大人ならではの楽しみ…

新蕎麦の登場を待ちつつ、お蕎麦のちょっとイイ所をチェックしてみませんか。

そろそろ新蕎麦。 今年も、そのような声を耳にする季節になった。 お蕎麦は年に2回、初夏と秋に旬がある。 10月中旬から下旬辺りに収穫された蕎麦の実で作られたお蕎麦は「秋蕎麦」や「秋新(あきしん)」の名で親しまれている。 私は夏蕎麦(夏新とも)も秋…

どのような世界にも器用、不器用はあるようだ。

ひと息ついでに、マンションのエントランスホールへ郵便物を受け取りに行くと、顔見知りの管理人さんがフロアの一角にしゃがみ込んでいた。 声をかけると、下手な蜘蛛の巣があると言って手招きするものだから、「ん~蜘蛛は苦手なんです」と心の中で呟きなが…

ブラウンカラーから“ワタシ”を感じる。

景色の色合いが徐々に秋らしさを増してきた。 パッと目を惹くビタミンカラーから落ち着きを感じられるアースカラーへのシフトである。 まだ夏の残り香のような暑さは残っているけれど、その落ち着きある色味に日差しが当たっているところを目にすれば、気分…

目で届け合えるハッピーがある。

持ち込む衣類によってクリーニング店を使い分けているのだけれど、その中の一店舗が近々店仕舞いすることになった。 どこにお願いしても同じだろうと思っていた時期もあったけれど、そうではないと気付かされる出来事を幾度か経験し、引っ越しをする度に、信…

キッチンでとっておきのピオニー選び。

キッチンでふと、明治座のカフェにある和風サンドウィッチを食べたくなった。 舞台の幕間に設けられた休憩時間のティータイムに、何か少しだけ摘まみたいと感じたときに選ぶメニューである。 パンに挟まれているのは、キュウリや蒲鉾、海苔、胡麻などの食材…

セップと不名誉なレッテルと。

キノコをふんだんに使ったメニューを目にすると秋を感じるのだけれど、よくよくキノコの種類を見てみると、一年を通して目にしているキノコばかりということがある。 そこに気が付くと、なんて私は単純なのだろうかと思ったりもするのだけれど、季節を感じる…

知ってみること、知ろうとしないこと。

自分が被害者側に立った場合の想像は、割と簡単にできるけれど、自分が加害者側に立った場合の想像は、簡単にとはいかないように思う。 先日、外国暮らしから帰国した友人と久しぶりに時差を気にせずに話をした。 その話題の中に、アジア人差別に関する話題…

古にブームを巻き起こした万年青とは何ぞや?

道すがら、素敵な観葉植物が多数並べられているフラワーショップが目に留まった。 こんなところにフラワーショップなんてあっただろうかと思いながら、植物に吸い寄せられるかのようにしてお店のエントランスを潜った。 高い天井からは、おしゃれな照明器具…

お作法|水引とキャラメル包みをチラリとのぞく日に。 

長年愛用していた箸置きをキッチンの床に落として割ってしまった。 和にも洋にも馴染むシンプルなデザインで気に入っていたのだけれど、別れは突然であった。 いつまでもあると思うな何とやらではないけれど、私は、その箸置きが無くなると考えもしていなか…

秋の七草でスタンプラリーできるかな。

考えごとをしながら歩いていたからか、駅構内でうっかり受け取ってしまった団扇の収め場所に困ってしまった。 手にしていたバッグにそれが入る余地などなく、どうしたものだろうかと持ち手部分を無駄にクルリクルリと回しながら歩いた。 団扇の片面にはどこ…

落とし物の鶴。

外出先の道沿いに、きれいな色をした紙切れのようなものが落ちていた。 間隔を開けて、また一枚、更にまた一枚と続いた。 程よい感覚で視界の端に入ってくるそれを横目で捉えながら、まるでヘンゼルとグレーテルの話に出てくる、兄ヘンゼルが道標に落とした…

油は油で落として、それでもダメならコレで!

魚料理をとキッチンでお魚に下処理を施していたのだけれど、この時に手に付着する魚の脂によっては、においが取れにくくて困ることがある。 この日の魚は、ぷりっと程よい弾力と引き締まった身をしており脂の乗りも申し分なし。 しかし、指先に付着した脂は…