2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧
資料に目を通していたら「灯台下暗し」という言葉が出てきた。 私は、このことわざを見聞きしたり、使ったりするときに、遠い日の自分の間違いを未だに思い出す。 このことわざは、ご存知の通り、 自分の身の回りで起きているモノゴトは、意外と分かりにくく…
今年も日傘の誘惑に揺れている。 夏の厳しい暑さが増す中、「日傘、使わないの?」と言われる機会も増え、あれば便利だと分かっているのだけれど、 外出時に荷物が増えてしまう気がかりと、なくしてしまう疑念が拭いきれず、今に至っている。 そして、今年も…
暑すぎるのだろう、またエアコンの室外機が「休憩させてくれ」と言うかのような、鈍い音を立てて一時停止した。 最近、室外機に備わっている自動制御機能の存在を知り、 しばらく休ませれば勝手に立ち上がることも知ったのだけれども、 さすがに、この異常な…
友人の子どもが私に『ヘンゼルとグレーテル』の絵本を持ってきた。 読んで欲しいということではなく、その中に描かれていたお菓子の家を見せたかったようだった。 ここはクッキーで、ここはチョコレートでと嬉しそうに話すようすを眺めながら、 この話、農作…
私が越してきた時に一度だけお会いしただけの間柄だったけれど、 自宅の真上に住んでいらっしゃった方が、数か月前に引っ越しされた。 それから一か月も経たないうちに、次の方が越していらした。 ご丁寧なご挨拶を頂戴したのだけれど、それっきり顔を合わせ…
探し物があったことを思い出し、通り過ぎようとしていた書店へと踵を返した。 お目当てのものは無いと分かり、本もネットで買うことが多くなってきたなと思った。 重い本を自宅の玄関先まで届けてもらえるのだから、便利でありがたいのだけれど、 時代の流れ…
数えきれないほど足を運んでいる通りに、雑貨店があった。 独特な雰囲気と年季が入った店構えから見るに、随分と前からそこにあったことは一目瞭然だった。 私の推測が正しければ、私は、その雑貨店に気付くことなく、何度も何度も、この通りを歩いていたこ…
珍しく、電車内が空いていた。 空いた通路には窓から差し込む日差しが筋になって注いでおり、 景色の切り取り方次第では、情緒ある1枚が撮れるのではないだろうかと思った。 ひんやりとした車内と熱々であろう日差しのギャップもまた、夏ならではのシチュエ…
PC画面との睨めっこが続いていたからか、それとも友人と久しぶりに有意義な会話を交わすことができたからか、 その日の夜は、神経が高ぶり、研ぎ澄まされ、眠れぬ夜となった。 スマートフォンをのぞきこむ気分にはなれなかったため、 年に1度、手に取るか…
お土産でいただいた七味が味わい深かったものだから、久しぶりに七味熱が上昇中である。 一回で大量に使うものではないから仕方ないのだけれど、七味は、日を追うごとに香りや風味が落ちるため、 購入する際には、内容量が少ないものを選ぶようにしている。 …
お気に入りのものだけに囲まれて暮らしたい。 その想いは年々、増しているように思う。 と同時に、その“お気に入り”だと認定する基準も高くなりつつある。 それは、少しずつではあるのだけれど、自分自身のことや自分が本当に望むものが、分かってきた印だろ…
スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで見かける特定保健用食品(以下、トクホ)のマーク。 知名度も上がり、見慣れたマークになったように思う。 カラダを気遣っている方やダイエット中の方などは、 手軽なお茶やサプリメント、その他の健康食品を選ぶ際…
ハロウィンやクリスマス、そしてお正月などの季節行事の準備を促すプロモーションが、 年々前倒しになってきているけれど、 街中のショーウィンドウの中に、早くも秋冬物が並んでいた。 夏がやってきたと感じる頃には夏のセールが始まり、夏真っ盛りの時には…
ここ最近、街中の雰囲気がやけにエネルギッシュだと感じていたのだけれど、それもそのはず。 巷は夏休みである。 大人になった誰もが1度は感じるであろう「今の私に、あの頃の時間があったなら」という気持ち、私は未だにチラリと感じることがある。 とは言…
少し前に大量に処分したはずなのに、あっという間に溜まってしまった保冷剤。 保冷剤が、スペースを必要以上に占領し始める前にもう一度、と冷凍庫を覗き込んだ。 B5サイズをひと回り小さくしたくらいのそれを3つ取り出し、外のガーデンテーブルの上に並…
時々、仕事を通して天然石を扱うことがあるのだけれど、国によって特別な思いを抱く石があるように思う。 元を辿れば、古から、その場所で採掘されており親しみやすい石であったことや、 様々な偶然が重って国境を越えてやってきた珍しさ、 石を通して何かし…