幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2018-01-01から1年間の記事一覧

記憶の銀行と記憶の共有。

先日、あるショッピングサイトからメールが届いた。 知らぬ間に貯まっていたらしいポイントの有効期限切れが迫っているため、 この機会に、何かしらの品物に交換してはどうかというメールだった。 取り立てて言うほど貯まってはいないだろうと思いつつも、メ…

なんと潔い美女たちだろうか。

しばらく花屋から足が遠のいていたため、久しぶりに立ち寄ることにした。 店先に並べられているチューリップの球根に目を止めていると、店主が近づいてきて、 チューリップを植えるにはタイムリミットが近づいており、今年の球根は、店先に出ているだけで全…

オトナの知識|クリスマスオーナメントに込められている意味とは?(キャンディーケイン編)

リビングで存在感を解き放っているのは、かれこれ10年近いお付き合いになるガジュマルの木だ。 日当たりの良い場所に置いているのだけれど、植物にとってお日様の力は私たちが思う以上に絶大なようで、 窓へ向かって枝を流線形に伸ばし続けている。 向きを…

自分自身に対する誠実さ。

駅構内で待ち合わせをしていたときのことだ。 コインロッカー前で地図を広げ、行き先を確認している小さな子ども連れのご家族がいた。 しばらくすると、幼稚園児くらいの子どもが手足をバタバタさせたり、地団太を踏んだりしながら、「嫌だ、嫌だ」と駄々を…

部屋の隅に転がる釘とエトセトラ。

いつだっただろうか。 テレビ番組だったのか、紙面で目にしたのか忘れてしまったけれど、 日本の木造建築の技術に魅せられた外国人の方が、歴史的な木造建築物の細部を挙げながら、 日本の建築技術の素晴らしさを熱く語っている様子を目にしたことがある。 …

靴磨きとコミュニケーション。

大切に履いている靴をメンテナンスしていただこうと思い、店舗へ足を運んだ。 お店の外からチラリと中をのぞくと、時々お世話になるベテランスタッフがいることが分かり、扉を押し開けて中に入った。 泊りがけの予定が無い限り、同じ靴を連続で履くことは少…

手放す筆と“いろは歌”。

ずっと手放せずにいた筆がある。 今は亡き書道の恩師にいただいた筆のうちの1本で、随分と長い間、私の身に起きた様々を手助けしてくれた1本である。 私の癖や、その時々の気分を汲み取ることが上手な筆なのだけれど、 私もこの筆だけは、その日の筆のコン…

洗剤選びの視点のひとつに。

近頃、年賀状の作成依頼に関する広告が、度々ポストに投函されている。 ハロウィンが終わり、街中は一気にクリスマスモードに変わったけれど、 大人たちの目の前には年末年始のあれやこれやが、チラリチラリと顔を出し始めたように思う。 年賀状も気が早い話…

タイツやストッキングにできた、その横線は本当に伝線!?修復できる横線もある。

キッチンの床を冷たいと感じる季節になった。 はーっと息を吐いてみたけれど、吐く息が白くなるのは、もう少しだけ先のようだ。 キッチンを出来るだけシンプルに保ちたくて撤去したキッチンマットだけれど、 これからの時季は決まって、再投入に気持ちが揺ら…

コッペパンの前で声を荒らげて。

コッペパンの専門店へ行った。 数ある具材の中から何を選ぼうかとワクワクしながら列の最後尾に並んだ。 すると、目の前に並んでいる2人組の女性の1人が、怒りを爆発させていた。 私は、彼女たちの真後ろに並んではいたものの、 前を向いたままで発せられ…

米油(こめあぶら)とは?

ここ数年、揚げ物専用に使っている油を見直したくて数種類の油を使ってみた。 頻繁に揚げ物をするわけではないのだから、ある程度の条件を満たしていれば良いと思っていたのだけれど、 自宅で使う基本的な調味料は、塵も積もれば……だと改めて感じたことがき…

使いどころに困っている手ぬぐいは、災害時の備蓄品の中に忍ばせてみてはおかがでしょう。

ふらりと立ち寄った雑貨店の一角に、和モダン柄が素敵な手ぬぐいが並んでいた。 古臭いものだというイメージを抱く方も、まだまだいらっしゃると聞くけれど、 その使い勝手の良さや、用途の幅広さが改めて見直され、 素敵なデザインをまとって現代人の生活の…

好奇心と現実の狭間を行ったり来たり。

お目当てのものを探しにホームセンターへ行った。 広い店内の中央に立ち、どの方角へ向かうべきか、天井からぶら下げられている案内版を見上げ、目星をつけた場所へと向かった。 途中、ガスバーナーが目に入り思わず方向転換した。 市販のカセットボンベにバ…

足首、硬くなっていませんか?

ボディーメンテナンスへ行くと足首が硬くなっていると言われることがある。 初めて、その言葉を耳にしたときには、足首が硬いってどういう状態!?と一瞬だけ、思考が停止した。 セラピストは、今の状態を覚えておいてください。 施術後には硬い、硬くないの…

お寺とネットと最先端。

インターネット上で偶然目にした、とある呟きに次々と辛辣なコメントが寄せられていた。 どのような物事にも賛否両論があって自然だと思っている私は、 気に入らないのであれば見なければいいだけの話だとシンプルに思うけれど、 感じた先の行動もひとつだと…

“よいしょ”にロックオン。

電車に乗った。 混んではいなかったけれど、季節柄、国内外からの観光客だろうと察することができる方々が点在していた。 ある駅のホームに電車が到着すると、ホームにはご年配の方々の集団が目に留まった。 私が席を立たなくても十分スペースは在ったけれど…

良い悪いの奥に、真実が。人の意識は摩訶不思議である。

以前、私の友人が、職場に遅刻癖がある人がいると話していたことがある。 遅刻癖があるという方は男性で、とても腰が低く、遅刻した後は、職場内の一人一人に頭を下げて回ってから仕事を始めるという。 悪い人ではないし、仕事振りに問題があるわけでもない…

“生そば”、読めますか。

秋の新蕎麦は春から初夏に出るそれよりも香り高いと言われている。 私は、お蕎麦の香りを聞き分けられるほど詳しくはないのだけれど、 それでも、そのような話を耳にすれば、この時季に出る新蕎麦を口にすると、普段のそれよりも、確かに香り高いような気分…

ウールのニットを、昨年よりも丁寧に扱ってみる。

ニットのふわりとした柔らかさを心地良いと感じる季節になった。 季節が深まっていくにつれ、その温かさに頼り切り、ニットの柔らかさも当たり前になるのだろうけれど、 今はまだ、久しぶりのそれを、十分に感じられる貴重な時季だ。 私は生地フェチ、縫製フ…

口癖から取り扱いまで。

準備されている椅子に座って順番待ちをしていると、隣の椅子に、ご年配夫婦が腰を下ろした。 どれくらいの時間待っているのか尋ねられ、10分程だと返すと、「ちょっと席を外すけれど、これは私の身代わりね」と可愛らしい笑顔を向けられた。 ご婦人の身代…

三行半を突きつけられかけているのかも……。

先日、輸入調味料を扱う店内で天然塩の味見をすすめられた。 一度はお断りしたのだけれど、良い意味で押しが強い店員にすすめられるがまま、2種類ほど味見した。 あまり心を揺さぶられるような味ではなかったため、 他のお客が足を止めて、店員の説明を聞き…

鯛の鯛を見つけたい。

街中を闊歩しいていると、クリスマスケーキの広告を押し退けるようにして貼られた、煌びやかな、おせち料理の広告が目に入った。 その仲に、縁起物でもある、鯛の塩焼きの画像があったのだけれども、 そう言えば、最近、「鯛の鯛」を目にしていないことに気…

望遠鏡と自分を作っている欠片。

食事会の場所へ向かう途中、頭を空っぽにして歩いていると、 上弦を過ぎて膨らみ始めた月の近くに、 小さいけれど、肉眼でも確認できるほどの赤い光を放っている星を見つけた。火星だ。 火星は、地球との距離間によって、明るさが変化する惑星なのだけれど、…

ベジハンドで簡単セルフチェック。 

ドラッグストアで買い物をした。 レジ横のポップには、“現代人は栄養不足です”とあった。 ここ最近、この文言を、割とよく目にするような気がしている。 何となく目にした程度であるびも関わらず、この文言が記憶に残っているのは、 カロリー摂取と栄養摂取…

挨拶をしてはいけないルール。

宅配ボックスに届けられている宅配物を受け取るためにエレベーターで1階まで下りた。 扉が開くと、ランドセルを背負った小学生がいたため、「こんにちは」と声をかけた。 私の声が小さかったのか返事は聞けぬまま、小学生はエレベーターに乗り込んだ。 また…

秋思とノスタルジアと牛乳と。

指先が、パソコンのキーボードを温め始めたため、気分転換に外出することにした。 小さなバッグに必要最小限のものを入れていたのだけれど、敢えてスマートフォンは持っていかないと決め、取り出した。 ただ外の空気を吸うためだけの外出、そう思って玄関ド…

正しさの基準。

デスクの隅で、すっかり冷めてしまっているホットレモンを飲み干した。 溶けきれずに底に溜まっていたレモン風味のハチミツの甘さが、口の中を占領した。 口の中をサッパリさせたくて、2杯目のホットレモンを作りにキッチンへ向かうと、 シンクに向かうよう…

紅茶の日の背景を、紅茶とともにいかがでしょうか。

少し肌寒くなってきたこともあり、温かい紅茶を淹れることにした。 私は紅茶好きなのだけれど、先月まで11月1日が紅茶の日であることを知らなかった。 しかも、そうだと知ったときも、語呂合わせのような記念日設定が多い昨今だもの。 失礼ながら、この日…

“いつの間にか改名済み”に気が付いた日。

その日、何も考えずに発送したい封書を手に、郵便局へと向かった。 向かう途中、通りから少し奥まった場所に在る専門学校の敷地内では、 フリーマーケットのようなものが開かれていた。 直接その様子を目にしたわけではないけれど、色鮮やかな立て看板や、漏…

本の匂いと秋晴れの日。

少々早いけれど、年末の大掃除も兼ねて持ち物の整理を始めた。 その日は、1時間ほど書籍類の仕分けをしていたのだけれど、 仕分けの最中に、手にしてから20年近く経っている絵本をパラパラと捲った。 装丁と少し厚めの紙は、共に随分と色褪せてしまったけ…