幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

消えた一の腕の行方を追って。

知人とくだらないメッセージのやり取りをしながら、米粉のパンケーキを焼いていたときのことである。 「これもくだらない話だけど、第一関節って指先から一番目の関節のことなのか、指の根元から数えて一番目の関節なのか、ふと迷うことがある。」とあった。…

残暑の熱を和らげてくれるバジルの咲き姿。

オーガニック食材などを専門に扱っているショップの前を通り過ぎようとしたとき、おしゃれな黒板風の看板に、「バジルの季節ももうすぐ終わります」とあった。 気まぐれでバジル栽培をしていた時期もあったけれど、思っているよりも手軽に手に入るバジルとい…

宝石の欠片みたいな雨が降るときに。

この時季に降る天気雨が好きだ。 青空から無数の雨粒がザザザザーッと音を立てて落ちてくる。 太陽の光に照らされながら落ちてくるそれは、宝石の欠片みたいにキラキラとしていて、ちょっと嬉しい。 薄暗い景色の中で降りだした雨に遭遇した時には、雨宿りを…

残しておきたい気持ちと使ってこその思い。

先日、日本の伝統色で構成された色鉛筆があることを知った。 色鉛筆を仕事道具のひとつとして使用している私は、それがどのような色彩のものなのか気になり、販売元のサイトをのぞいた。 平安時代や安土桃山時代、江戸時代に使われていた色でまとめられてい…

「ベッドで朝食を」の裏にあるパンくずの最期。

古い洋画をちらちらと眺めたり、台詞を拾い聴きしたりしながら資料を整理していたときのことだ。 ふと、顔を上げると貴族女性がベッドの上で朝食を取っている画が映し出されていた。 ワタクシ、このようなシチュエーションは英国貴族のものだと思っていたの…

素敵な秋の始まりにチョコレートコスモスなどいかがでしょうか。

そのビルの外には、エントランスに向かう上り階段に沿うようにして、両サイドに小さな花壇が設けてある。 植えられている植物はシーズン毎に植え替えられているのだけれど、咲き姿が、段々畑に咲く花のように見えるものだから、暑い日も寒い日も雨の日も、こ…

ハレとケを見守るエニシの場所。

予定時刻まで時間に余裕がないときに限ってタクシーが捕まらない。 それもそのはず、その日は土砂降りが長引いており、ほとんどのタクシーが出払っていた。 他の移動手段も脳裏を過ったけれど、このような時は急がば回れ。 専用ベンチに座って、薄灰色に染ま…

先人たちも一石二鳥以上を狙っていた気がする芋名月。

残暑に気を取られているうちに空気はすっかり秋の匂いだ。 初夏に香るフレッシュな草木の匂いも良いけれど、秋に鼻先を擽る、少し乾いた草木の匂いも風情があっていい。 そのようなことを思いながらガーデンチェアで乾いた喉を潤わせていると、ふわりと甘い…

皆のお顔に忍び寄る3センチ。

「暮らしの相棒」のひとつだった我が家の冷蔵庫が代替わりをした。 度重なる引っ越しにも耐え、大きなトラブルを引き起こすことなく、私の胃袋を満たすことに尽力してくれていたのだけれど、先日初めて食材をガッチガチに凍らせた。 いつお役目を終えてもお…

稲妻のパートナーは誰?

急に、地面を叩きつけるような強い雨が降り出した。 その大きな音が気になってリビングの窓のそばへ行くと、いつも目にしている建物や植物の一切合切が真っ白なベールで覆い隠されていた。 ゴロゴロと鳴り始めた雷とヒューヒューと音を立てながら吹く風に耳…

大人視点で菊を嗜む。

今年も重陽(ちょうよう)の節句(9月9日)がやってくる。 1月1日の元日や、3月3日のひな祭り、5月5日の子どもの日、7月7日の七夕ほどの知名度や分かり易い華やかさのようなものはないのかもしれないけれど、 五節句の中で一番、大人ならではの楽しみ…

新蕎麦の登場を待ちつつ、お蕎麦のちょっとイイ所をチェックしてみませんか。

そろそろ新蕎麦。 今年も、そのような声を耳にする季節になった。 お蕎麦は年に2回、初夏と秋に旬がある。 10月中旬から下旬辺りに収穫された蕎麦の実で作られたお蕎麦は「秋蕎麦」や「秋新(あきしん)」の名で親しまれている。 私は夏蕎麦(夏新とも)も秋…

どのような世界にも器用、不器用はあるようだ。

ひと息ついでに、マンションのエントランスホールへ郵便物を受け取りに行くと、顔見知りの管理人さんがフロアの一角にしゃがみ込んでいた。 声をかけると、下手な蜘蛛の巣があると言って手招きするものだから、「ん~蜘蛛は苦手なんです」と心の中で呟きなが…

ブラウンカラーから“ワタシ”を感じる。

景色の色合いが徐々に秋らしさを増してきた。 パッと目を惹くビタミンカラーから落ち着きを感じられるアースカラーへのシフトである。 まだ夏の残り香のような暑さは残っているけれど、その落ち着きある色味に日差しが当たっているところを目にすれば、気分…

目で届け合えるハッピーがある。

持ち込む衣類によってクリーニング店を使い分けているのだけれど、その中の一店舗が近々店仕舞いすることになった。 どこにお願いしても同じだろうと思っていた時期もあったけれど、そうではないと気付かされる出来事を幾度か経験し、引っ越しをする度に、信…

キッチンでとっておきのピオニー選び。

キッチンでふと、明治座のカフェにある和風サンドウィッチを食べたくなった。 舞台の幕間に設けられた休憩時間のティータイムに、何か少しだけ摘まみたいと感じたときに選ぶメニューである。 パンに挟まれているのは、キュウリや蒲鉾、海苔、胡麻などの食材…

セップと不名誉なレッテルと。

キノコをふんだんに使ったメニューを目にすると秋を感じるのだけれど、よくよくキノコの種類を見てみると、一年を通して目にしているキノコばかりということがある。 そこに気が付くと、なんて私は単純なのだろうかと思ったりもするのだけれど、季節を感じる…

知ってみること、知ろうとしないこと。

自分が被害者側に立った場合の想像は、割と簡単にできるけれど、自分が加害者側に立った場合の想像は、簡単にとはいかないように思う。 先日、外国暮らしから帰国した友人と久しぶりに時差を気にせずに話をした。 その話題の中に、アジア人差別に関する話題…

古にブームを巻き起こした万年青とは何ぞや?

道すがら、素敵な観葉植物が多数並べられているフラワーショップが目に留まった。 こんなところにフラワーショップなんてあっただろうかと思いながら、植物に吸い寄せられるかのようにしてお店のエントランスを潜った。 高い天井からは、おしゃれな照明器具…

お作法|水引とキャラメル包みをチラリとのぞく日に。 

長年愛用していた箸置きをキッチンの床に落として割ってしまった。 和にも洋にも馴染むシンプルなデザインで気に入っていたのだけれど、別れは突然であった。 いつまでもあると思うな何とやらではないけれど、私は、その箸置きが無くなると考えもしていなか…

秋の七草でスタンプラリーできるかな。

考えごとをしながら歩いていたからか、駅構内でうっかり受け取ってしまった団扇の収め場所に困ってしまった。 手にしていたバッグにそれが入る余地などなく、どうしたものだろうかと持ち手部分を無駄にクルリクルリと回しながら歩いた。 団扇の片面にはどこ…

落とし物の鶴。

外出先の道沿いに、きれいな色をした紙切れのようなものが落ちていた。 間隔を開けて、また一枚、更にまた一枚と続いた。 程よい感覚で視界の端に入ってくるそれを横目で捉えながら、まるでヘンゼルとグレーテルの話に出てくる、兄ヘンゼルが道標に落とした…

油は油で落として、それでもダメならコレで!

魚料理をとキッチンでお魚に下処理を施していたのだけれど、この時に手に付着する魚の脂によっては、においが取れにくくて困ることがある。 この日の魚は、ぷりっと程よい弾力と引き締まった身をしており脂の乗りも申し分なし。 しかし、指先に付着した脂は…

雑節が知らせてくれる“あれやこれや”をのぞいてみる日。 

テレビ画面に連続して映し出された「秋」の文字に、体の中に留まっている夏の熱が静かに引いていくような気がした。 そして、過ぎ行く準備を始めた季節にもう少しだけと手を伸ばしてみたくなるのも、あわいの時のお約束のように思う。 既に出来上がっている…

数字で伝える愛のことば。

本日8月31日は、日本ではアイラブユー(I LOVE YOU)の日なのだそう。 これを制定したのは日本の企業なのだけれど、もとは、英語圏で使われているナンバースラング(俗語、隠語のようなもの)である。 英国在住の頃、友人たちに様々なナンバースラングを教え…

松ぼっくりに喉の渇きを教えてもらう!?

その日は、傘をさすか否か迷うような小雨が、パラついたり止んだりを繰り返す中、古き良き日本の景色を想像させられるような街を散策していた。 橋の上から川をのぞくと川の水は雨で濁っていたけれど、川沿いに植えられている樹木の葉っぱは雨のシャワーを浴…

ピカピカに磨き上げた鏡の前で、お顔の歪みチェックをしてみませんか。

以前、お肌のコンディションチェックはするけれど、お顔の歪みチェックをしている人は意外と少ない、という話を耳にした。 きっと、すぐに気が付くお肌のコンディションへ意識が持って行かれて、自分の骨格の状態をひいて見るという意識が薄れてしまうのだろ…

恐怖がセンチメンタルに変わる頃。 

この時季の恐怖は、彼らの休息スタイルである。 彼らというのは、夏を夏らしく盛り上げてくれる蝉たちのことで、今年も既に幾度か自宅のベランダでひっくり返っている蝉を発見した。 その豪快な見た目から、我が家のベランダで力尽きてしまったのだろうと判…

晩夏の気分転換に、紅茶の水出しはいかが?

今年の夏もスポーツドリンクのお世話になっている。 水分補給であればお水でも十分なのだけれど、この時季は知らぬ間に体に必要な塩分やミネラルまでもが汗と一緒に体の外へ出て行ってしまうため、 必要なものを手っ取り早く一度で補ってしまおうというズボ…

なりきりっぷりを観察した夏の午後。

調べものついでに随分と久しぶりに『土佐日記』を手にとった。 作者である紀貫之(きのつらゆき)の名前を目にするのも久しぶりである。 学生の頃は、読まされている、読んでおいた方がいいと言われているものという感覚が強かったのだけれど、あるとき、ふ…