幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

世の中をチラリ覗き見

現在の出来栄えはマリオネットレベル。

お昼が過ぎた頃、窓の外からラジオ体操のメロディーが耳に届いた。 子どもの頃、あれほど頻繁に耳にしていたのに、いつからだろう。 すっかり縁遠いメロディーになっていしまっている。 その証拠に、あのメロディーに乗せて体を動かしてみようとしたのだけれ…

雰囲気に含まれている懐かしさや風物詩を楽しんでみるのも、いいじゃない。

その日は、涼やかな装いで家を出たのだけれど、私の予想斜め上をいく蒸し暑さだった。 白線に反射する日差しに目を細めながら横断歩道を渡っていたのだけれど、私のそばには、白線のみを踏みながら渡る子どもたちの姿があった。 蒸し暑さに負けず、額の汗を…

茹で上がってしまわぬように過ごしたい。

今年に入り、幾度かお世話になったまま、お手入れを先延ばしにしていたレインブーツをせっせと洗った。 あとはパンプスタイプがあれば冬まで安泰だろうという算段である。 ついでにパンプスやサンダルにも軽くお手入れを施し、ズボラ柊希の必須アイテムであ…

目覚めのおはなし数珠繋ぎ。

朝起きて窓を開けたとき、そこにいつもの景色が無かったら、人はどのようなリアクションを取るのだろうか。 友人から送られてきたリスの動画を観て思った。 その動画というのは、冬眠中のリスがうっかり目覚めてしまい、地上に出てきたところを収めたものだ…

そちらの「ひまわり」でしたか!!

フラワーショップの前を通ると、ガーデンバケツに入れられた向日葵が目をひいた。 体感温度や装いからも感じることができる夏だけれど、この花を見なくては夏は始まらないと思っている私が居る。 向日葵は、太陽の方を向くことでも知られている花だけれど、…

二度見した掲示板と夏の音色。

人は予想外のものを目にしたとき、二度見、三度見をすると言うけれど、本当だと思った。 10日程前だったと思うのだけれど、道すがら、昔ながらの掲示板が目に入った。 様々な地域情報もスマートフォンひとつで手に入るようになったけれど、手書きのお知ら…

真実の中にフェイクが、フェイクの中に真実が溶けている。

デラウエアが店頭に並び始めると、いよいよ葡萄のシーズンがやってくる、そのような気分になる。 デラウエアは、小粒だけれど甘味が強く、種が無いので食べやすいという理由から、葡萄の定番品種のひとつとして親しまれている。 しかし、国内外の大粒葡萄の…

無いからこそ得られる自由と、手にすることで得られる自由。

昨夜食べたアボカドが最高に美味しくて、あのひと口を思い返しながら幸せを噛み締め直す穏やかな朝、目に飛び込んできたのは、私たちの耳は1日5時間ヒマしているという話題である。 そう聞いて人はどう思うのだろうか。 1日5時間もヒマしているの?なの…

“慣れ”は時に人を惑わすようだ。

電車のボックス席に座っていると、向かいの席にスケッチブックを抱えた少女と母親が腰掛けた。 少女はスケッチブックを広げ、斜め掛けしたお洒落なバッグの中からマルチペンを取り出した。 思わず、それ!私も愛用しています!!と心の中で発した。 マルチペ…

キャンドルナイトでホッとひと息。 

今年も半分過ぎるのか。 カレンダーの端に小さく記されている「夏至」の文字を見て思う。 きっと今年も、日本各地で様々なキャンドルナイトイベントが行われているのだろう。 キャンドルナイトとは、年に二回、夏至と冬至の夜に照明を消し、キャンドルを灯し…

タンポポに訊ねる、お国はどちら?

犬種が分からないのだけれど、時々、散歩中の白い大型犬とすれ違う。 可愛さの中に凛とした大和魂を宿しているようなお顔立ちは、ザ・和犬という雰囲気に溢れている。 その大型犬とすれ違う際にチラリ、犬と目が合うのだけれど「お前など眼中に無い」とでも…

ブルーベリーの背景に都市伝説。

ビジュアル力が強いフルーツにメインスペースを奪われがちだけれど、旬を迎えたブルーベリーパックが陳列棚に並んでいた。 ブルーベリーは品種が多いらしく、春先から夏の間までの長期間、品種を変えながら旬を味わうことができるフルーツだ。 冷凍タイプで…

ごちゃ混ぜだって構わない。

電話番号を伝える場面があった。 ゼロ、キュウ、ゼロと数字を発しながら「0(ゼロ)」だけ英語発音じゃないか、と思った。 遠い日の話なのだけれど、外国人の方に数字の数え方を尋ねられた私は「ゼロ、イチ、ニ、サン、ヨン、ゴ……」と教えたのだけれど、 「ゼ…

“ほうれんそう”には“おひたし”で返すのが新常識!?

“ほうれんそう”には“おひたし”で返すって知ってました?とは知人の言葉である。 ほうれん草はお浸しで食べるに限る!ということだろうかと思ったけれど、多分違う。 そう思い、「それは何の呪文ですか?」と返すとビジネスマナーだというではないか。 今回は…

御朱印ブームの裏側で。

御朱印帳がブームになってから時折見聞きにする、御朱印帳の現状。 先日も久しぶりにそのような記事を目にし、リアルな今を感じる機会となった。 御朱印とは、「多くの方が神社仏閣に親しんでいただけるように」という願いを込めて、神社仏閣それぞれが趣向…

アナタにとって果物の王様となるか、悪魔の果実となるか。

先日、オーストラリアの某大学図書館にて異臭騒ぎが発生したというニュースを目にした。 とても強力なガスの臭いがしていたため、学生や学校の職員たちは緊急避難し、消防士や救助隊、専門員など多くの方が状況の確認や処理のために出動したとあった。 この…

気配を消しながら存在している引き出しのワケ。

中途半端にできた時間を使って、キッチンに備え付けてある引き出しの整理を始めた。 日々、使っている引き出しばかりだから中の風通しは非常に良い。 ただ、使用頻度が高く調味料が飛び散ることもあるため、こうして時々、引き出しの中身を取り出してはザッ…

シンリンヨクが世界デビューしていたなんて。

先日、私たちが自然豊かな森林へ足を踏み入れたときに感じる、様々な草木の香りが入り混じった“森林の香り”成分が存在しているという話題に触れた。 あれから、森林特有の香り成分があるということは私の記憶に残ったのだけれど、やはり成分名は徐々に記憶か…

ランドセルが繋ぐもの。

まただ、そう思った。 先月もランドセルを抱えた子どもが、親に連れられて携帯ショップ(直営店)へ入っていくところを幾度か見かけた。 はじめは、学校帰りに立ち寄ったのだろうと思っていたのだけれど、あるとき、小学生と呼ぶには少し大人びた雰囲気の子ど…

女性を味方につけたところに生き残りのカギが!? 

受け取ることを避けたポケットティッシュをバッグの中にポンッと放り込まれた。 その日はバッグの上部がパカッと開いたトートタイプを使っていたのだけれど、そのタイミングの計り方、スローイング、一切の無駄が無い動きに感服し、思わず振り返って会釈をし…

命懸け、一生懸命も多様である。

桜の開花ニュースを見るのが好きだ。 つい、その年に初めて耳にする開花宣言と自分が住んでいる場所の桜情報にのみ、意識が集中してしまいがちなのだけれど、 全国の開花情報を見ていると、春が生き物のように、南の方からジワリジワリと移動していく様子を…

ブラックコーヒーの漆黒の奥をのぞいた日。

コーヒーショップに入り、カウンター越しの壁に掲げられているメニューボードへ視線を向けた。 挽きたての香ばしい豆の香りを吸い込みながら注文するのは、ボード端に書かれているアイスティーである。 メニューに無いものを注文するわけではないのだから何…

ドラえもんのポケットの中から出てきそうなアイテムと遭遇した日。

ドラえもんのポケットの中から出てきそうなアイテムと遭遇した。 あれは一週間ほど前のことだ。 キャンディーポットの中身が底をつきかけていたことを思い出し、ハチミツ100%で作られたキャンディーを買いに売場へ向かった。 ズラリと並べられている商品…

何を、どれを、どう選ぶ? 

アイスクリームショップのショーケースの前に、お孫さんを連れたご夫婦がいた。 こんなにも沢山の種類があると、どれを選んだらいいのか分からないと話すご夫婦のそばでは、自分の順番が来るのを心待ちにしているお孫さんが、ピョンピョンと飛び跳ねていた。…

オレンジワインの正体は如何に!?

ワインショップ内をぐるりと一周した。 お目当てのものを見つけることができず出口へ向かっていると、オレンジワインと書かれた小さなポップに目が留まった。 オレンジから作られたワインだろうかと近づくと、そこには赤、白、ロゼワインに続く第4のワイン…

責任が伴う便利さ。

時々メニューの中に鯨料理が登場する飲食店で何度か目にしたことがある『毎月9日はクジラの日』という言葉。 日本には縄文時代からクジラを食してきた文化があるため、国外の人たちとは異なる視点も持っている。 毎月9日をクジラの日と制定した目的も、ク…

ヘミングウェイキャットって?

知人が可愛い猫の画像を数枚送ってくれた。 全身が収められたものは1枚だけで、あとは猫柳のようにもふっとした足先に集中していた。 とても癒される画像で十分に堪能させていただいたのだけれど、私のリアクションが思うものと異なっていたのだろう。 知人…

微笑ましい律義さの背景をちらりとのぞいた日。 

大人たちが発する「オーエス、オーエス」という掛け声が聞こえてきた。 視線を、次第に大きくなる声がする方へ向けて歩いていると、イベント会場と化したグラウンドで行われていた綱引きの掛け声だと分かった。 お天気が良く、寒さも和らいでいたその日の景…

窪みと世代間のズレ。

駅のホームには、既に次の電車待ちをしている人の列がいくつも出来ていた。 座ることは諦めて短めの列を選び、最後尾に並んだ。 それから数分も経たぬうちに電車が到着し、開いたドアからは大勢の人が降りてきた。 降りる人が先。 当たり前のようなことだけ…

口癖「カラスには気を付けろ」を思い出した日。

歩道を歩いていると「カラスに注意」というプレートがあった。 プレートは、とあるマンションのゴミ捨て場の金網に金具で留められていた。 プレートの注意書きに誘われるがままゴミ捨て場を見渡すと、以前は開け放たれていたであろう上部は、緑色をした真新…