幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

身近なもののルーツを覘く旅

柔軟な身のこなしが愛され続けているポイントなのか!?

久しぶりに口にすると遠い記憶と相まって、優しい気持ちになる食べ物がある。 それは、人によって異なるし、思わぬものがそうなのだと気付かせてくれることもある。 先日私は、キャラメルを口にした。 一粒どうぞ、と半開き状態の箱を差し出され、甘い香りが…

ご飯茶碗をのぞきこむ。

久しぶりに、ご飯を土鍋で炊いた。 好きな音楽を響かせながら、キッチンで黙々と作業をする時間は、私の気分転換のひとつだ。 最近の炊飯器は優秀で、お米の銘柄によって最高の状態に炊き上げてくれたりもするのだけれど、時々、土鍋で炊きたくなることがあ…

おみくじを粋に嗜む。

今年引いたおみくじは、私にとってグッとくるメッセージが記されていたこともあり、大切に持ち帰った。 本来は、お財布などに忍ばせておくと良いと聞くのだけれど、私は手帳に挟んだ。 しばらくすれば、手帳に忍ばせていることを忘れてしまいそうな気もして…

ポピーが内に秘めているもの。

しっかりと冬を感じられているけれど、降り注ぐ陽射しは日によって違うのだろう。 先日、不自然な場所にポツンと咲いている菜の花を目にした。 黄色い小花は、一本の茎の上にちょこんと添えられたような、僅かなものだったけれど、 草花の色味が乏しい時季に…

なしの礫といい加減。

ご年配の方とお話をしていると、実生活では触れる機会が少ない言葉と出会うことがある。 そのような時、活字として触れていた言葉が、本の中から飛び出してきたかのような現実味を帯びている気がしてドキリとする。 きっと、言葉を発した方が日頃から使って…

大人のお作法|この機会に、コサージュの意味を確認しておきませんか。

アクセサリー売り場を歩いていると、特設されたであろうテーブルの上に、華やかなコサージュが並べられていた。 その種類の豊富さから、卒業式や謝恩会、入学式などの準備が始まる時期に突入したのだろうと思った。 これは私個人の好みの問題なのだけれど、…

想いを叶える宣言と菊にまつわるエトセトラ。

遠方に住む友人が出張で近くまで来ているというので、仕事終わりから新幹線に乗り込むまでの1時間、会うことにした。 いつも慌ただしいのだけれど、「またゆっくりと時間があるときに」などと言っていたら、いつまでも会えぬままだろうから、こうして連絡を…

師走とキモチと鐘の音と。

点けっぱなしにしていたテレビから、今年1年を振り返るようなメロディーが次々と流れてきた。 時折混ざり込む、という表現は語弊があるかもしれないのだけれど、 今年多くの方々に愛されたらしい、耳慣れない演歌が聞こえてくると、一気に年末感に包まれた…

モミの木がクリスマスツリーに選ばれている理由。

今年は、昨年よりも少しだけ早く、我が家のガジュマルの木をクリスマス仕様にデコレートした。 しかし、何かが足りていないような気がして何度かリビングを見渡して気が付いた。 サンタクロースが出ていないではないか!と。 我が家には本格的なクリスマスツ…

“馬蹄”がラッキーモチーフだと言われているのはどうしてかしら?

友人から、ラッキーモチーフの馬蹄の向きはどちらが正解なのか尋ねられた。 幸運が訪れますようにというメッセージと共に、馬蹄デザインのブローチをいただいたそうなのだけれども、 輪になっている部分を上にしても下にしても使うことができるようなデザイ…

紅葉は、冬休み準備中のしるし。

先日、少し早いかな、どうかな、などと思いながらエアコンのスイッチを押した。 もちろん、暖房の。 温風がリビングを優しく覆っていく感覚が心地よく、もう少し早くスイッチを押せばよかったと思った。 窓から見える空は白く、気温がグッと下がったからだろ…

イヤープレートと認め合った印。

来年版のイヤープレートが目に入り、もうそのような時季かと思った。 イヤープレートとは、クリスマスプレートと呼ばれることもある陶磁器製の絵皿のことで、 毎年、その年限定の絵柄で生産されている。 どこのショップが毎年生産しているのか、その辺りはあ…

娯楽生まれではなく、知育玩具生まれでございます。

待ち合わせの時間まで、駅の構内にあるバラエティーショップ内をのぞくことにした。 どこに何が置いてあるのか、把握できそうでいて把握できていない状況が、 人の心の中に在るワクワク感を、絶妙なタッチで刺激するのだろう。 完全にお店の中が分からなけれ…

下戸の背景を、ちらりとのぞく。

友人から、下戸でもお酒気分を味わえるようなノンアルコール飲料はないか?と尋ねられた。 体がお酒を一切受け付けない体質の人のことを下戸と言い、 そのような遺伝子のことを下戸遺伝子と呼ぶけれど、 この下戸という言葉の歴史は古く、しかも、日本と中国…

ウニから連想するもの。ウニがまとうもの。

美味しい魚介類が食べたくなり、観光地化して賑わっている市場へ行った。 建物内に足を踏み入れると、ヒンヤリとした冷たい空気と威勢の良い声に出迎えられた。 新鮮な魚介類や、その土地ならではの山の食材、加工食品などを覗き込み、 買って帰るものを吟味…

急須についているアレ、捨てる派?捨てない派? 

予定が、思っていたよりも随分と早く片付いたため、その時間を使って茶器を見に行くことにした。 近年、急須でお茶(緑茶)を淹れて飲む方が減っていると、様々な場所で耳にする。 夏は暑いからちょっと……といった季節に限ったことではなく、「お茶(緑茶)はペ…

ジビエと花木と抜け道と。

偶然手に取った雑誌にジビエ料理の店が紹介されていた。 ジビエは、狩猟によって獲った野生の獣や鳥の肉を意味するフランス語で、 ヨーロッパでは古くから、貴族たちの間で愛されてきた伝統料理だ。 ジビエ料理が、どうして貴族たちの間でのみ楽しまれていた…

氷砂糖を口にして。

久しぶりにカンパンを食べた。 いつぞやかに購入した非常食セットの中に入っていた小さな缶だ。 そんなにパクパクと大量に食べられるものではないだろうと思い、賞味期限に余裕を持たせて少し早めの開封だ。 中からは、素朴で香ばしい香りがそっと鼻の近くに…

初秋を告げるコットンの花。

少し涼しくなってきたこともあり、久しぶりに花屋に足を踏み入れた。 店内を見回っていると、お店の奥に大量のコットンが、ステンレス製のガーデニングバケツに生けてあった。 バケツには売約済の札が貼られていたのだけれど、 弾けた実から飛び出した、ふわ…

“おあいそ”と“お会計”。

飲食店で時々、「おあいそ」と耳にすることがある。 先日も、偶然にその言葉を耳が拾い、ヒヨッコ社会人だった頃の遠い記憶が薄っすらと蘇った。 そのお店に馴染んでいるような、経験豊富そうな、 ツウであるように聞こえる「おあいそ」という言葉を発した同…

数え方、どちらを使う?匹と頭。

必要に迫られて、ディズニー映画の『101匹わんちゃん』を観た。 随分と久しぶりだったこともあり、途中、こんなストーリーだったかしら?などと思ったりもしながら鑑賞した。 外国人の知人宅には、映画に登場したダルメシアンよりも大きな、2頭の大型犬…

ハーゲンハートを味わいながら思ふこと。

今年の夏は、いつになく冷たいものに手が伸びる。 しかも、気分はシャーベット。 冷えたそばから熱を帯びていく体の変化に、生きているのだと感じたりもして。 熱帯夜の窪みに落ちたような、暑さが少しだけ和らいだその夜は、冷凍庫からハーゲンダッツを取り…

家康公よ、ナイスアシスト!!

お土産でいただいた佃煮の封を、キッチンバサミでススーッと切った。 中からは砂糖と醤油が煮詰められた甘辛い、いかにもご飯がすすみそうな香りが広がった。 佃煮に丁度良い器を取り出し、盛り付ける。 夕食まで待ちきれず、キッチンでの摘まみ食い。 思っ…

身に付ければ身に着けるほど美しさが増す、色が育つ石。

時々、仕事を通して天然石を扱うことがあるのだけれど、国によって特別な思いを抱く石があるように思う。 元を辿れば、古から、その場所で採掘されており親しみやすい石であったことや、 様々な偶然が重って国境を越えてやってきた珍しさ、 石を通して何かし…

ご縁と赤い糸。

随分と夜明け時刻が早くなったと感じるこの頃。 暦の上では夏至を過ぎ、本来ならば夜明け時刻が遅くなっているはずなのだけれども、 私の体感センサーは、あっという間に過ぎ去る夜にフォーカスしてしまうようだ。 毎度、平安の時代に意識が飛んでしまうけれ…

お作法|水引に使われている紙縒りの本数の意味を覘いてみませんか?

先日、ご祝儀袋の予備を購入したこともあり、 今回は、水引に使われている紙縒りの本数に込められている意味を覘いてみませんか。 少しばかりマニアックな視点ではありますが、 お作法をルールとして確認したり、知識ボックスに詰め込んだりするのではなく、…

お酒の席でのペナルティーは、お手柔らかに。

初めて入ったそこは、全席が半個室のような作りになっており、店内が迷路のように入り組んでいた。 席へと案内されながら、これは、お化粧室から出たら自分の席がどこなのか分からなくなるパターンだ、と思った。 プライバシーが守られはするのだけれど天井…

トウモロコシは野菜ではない!?

流れる風の中に微かに混じる雨の匂いがしたその日は、 連日の暑さから少しだけ解放されたような曇り空の日だった。 待ち合わせの後に向かったそこは、窓の外を見渡すことができる場所で、 帰宅ラッシュどき、駅へ向かう人や駅から出てくる人が視界に飛び込ん…

人と生きるしか道がない蚕とシルクの世界。

シルクのスカーフとストールを引っ張り出し、お手入れをすることにした。 肌当たりが柔らかく、しなやかで、落ち着いたツヤ感は、見ていても、触れていても心地良い。 この心地良さに欠かすことができない絹糸を生み出すは虫である蚕(かいこ)。 絹糸は、蚕(…

名刺の扱いに添える心遣い。

一年振り?いや、もっと? そのような返しから始まった外国の知人とのやり取り。 また少し、自分のボキャブラリーが、ザルの目から抜け落ちているように感じ焦ったりもして。 残念ながら、私の場合、三つ子の魂百までといったレベルではないのだろう。 次の…