幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

たべもの

似て非なる「けんぴ」と旅の予行練習と。

その日のティータイムのおともは、芋けんぴ。 短冊状にカットしたさつま芋を油で揚げて甘い蜜が絡めてあることに変わりはないのだけれど、この日の芋けんぴは、芋けんぴと大学芋の良いとこ取りをしたようなタイプのものである。 カリッとしているのは外側だ…

夏の香りとクレープシュゼット。

気分が落ち込みそうになったときに飲もうと思っていた、スペシャルなオレンジジュースを冷やすべく、冷蔵庫内にボトル一本分のスペースを設けた。 気分が落ち込むような出来事があったわけではないのだけれど、外から室内に吹き込んできた風が夏の匂いをして…

揚げ油をセルフチェック。

揚げ油に凝固剤を入れ、凝固剤が入っていた袋でクルクルと中をかき混ぜた。 私の体は油に対して敏感であるようなので、揚げ油は使い切りで使用しているのだけれど、油の精製技術は年々高くなっているそうで、適切な処理を施しながら使用すれば2、3回は繰り…

早く食べてもらえないストレスを知らせる野菜!?

そろそろ白菜も名残の時季である。 幅広いメニューに対応できる野菜ではあるけれど、鍋野菜に使う機会が多いこともあって冬野菜のイメージが強いように思う。 しかし、その栽培時期は秋から初夏辺りまでと思いのほか長く、3月から5月辺りまでに出荷される…

お約束はスピナッチを使うことだけ。

パンを美味しく食べたくて……いや、そのままでも美味しいパンを、より一層美味しく食べたくてサバ缶で和風のリエットを作った。 サバ缶という存在が、本来であれば手間暇かかることの全てを私の代わりに済ませてくれていたので、所要時間5分ほどで作業が完了…

シロツメクサと春巻きの皮。

郵便物の中に一面シロツメクサのポストカードが紛れていた。 自然を恋しく思う気持ちが反応したのか、その一枚を真っ先に手に取った。 一息つきながら、そのシロツメクサを眺めていたはずなのだけれど、いつの間にかカードの中にあるかもしれない四葉のクロ…

ヘタ部分は摘まんでねじり切って吉。

今年も七十二候(しちじゅうにこう)が、虫業界の「おかっぴき」である蚯蚓(ミミズ)が土の中から出てくる頃だと知らせてくれている。 (※蚯蚓(ミミズ)がおかっぴき!?と、好奇心が疼いた方は下記の関連記事からどうぞ) 人間がどのような状況に置かれていよう…

ホットケーキミックス粉と水あめのはなし。

ティータイムにレシピ本をパラパラと捲った。 それは、レシピ本としての利用価値はもちろんのこと、お料理やテーブルセッティングを含めた画像を眺めているだけでも十分に楽しむことができる、目の保養にもなる1冊である。 更には、ズボラな私がキッチンに…

野生の幸運を召し上がれ。

旬に入ったこともあり、アスパラガスを口にする機会が増えつつある。 旬の走りならではの美味しさはもちろんなのだけれど、女性に嬉しい栄養をたっぷりと含んでいるし、紫外線量が増えるこの時季には口にしておいて損はない野菜である。 この辺りの話題は過…

どちらかだけを食べているなんて、もったいない!納豆の個性を覗き見してみませんか?

どういうわけか納豆巻きが恋しいこの頃というこもあってなのか、その日は、これまで口にしたことがある、様々な豆で作られた納豆を思い返す中、「ひきわり納豆」の話を思い出した。 当時の私は、子どもの頃から頻繁に口にしてきた納豆であるにも関わらず、「…

身近な食材の力を借りて春も健やかに。

世の中の動きを覗いてみようかとネット検索をかけてみた。 ターゲットは、私が長年愛用しているアルコールスプレーである。 年に1、2度購入しているもので、これまで「売り切れ」の文字を目にしたことは無かったけれど、流石に「売り切れ」の文字が目立って…

ワタだからって捨てないで。|ピーマン編

不意にピーマンの肉詰めを食べたくなった。 「不意に」なんて思っているけれど、私の場合は、どこかしらでピーマンの肉詰めを見たに違いない。 何処で見たのだろうか、何処で耳にしたのだろうか……記憶を手繰り寄せても出てこない。 今回は純粋に「食べたい」…

サバとカツオが出会ったら。

ヒカリモノが好きだ。 ここで言うところのヒカリモノとは、ジュエリーのような装飾品のことではなく、青魚のことである。 青魚と呼ばれている魚の容姿は、背中側は青く、お腹側は白く光っており、アジやサバ、サンマにイワシ、コハダやキスなどの魚が青魚に…

アタリ卵から卵の旬を思い出す。

卵を割ったら卵黄が2個入っていた。 卵にアタリもハズレもないけれど、当たりくじを引いたような気分になり、卵黄を溶きほぐす手が止まってしまった。 手が止まったと言っても、ほんの一時ではあるのだけれど「今日の良いことトップ10」入りは確実である…

玉ねぎと勢力図。

新玉ねぎが美味しい季節がやってきた。 玉ねぎは一年を通して、いつでも手に入る野菜だけれど、旬は春と秋。 しかし、2回も旬があるというのに、春に目にする新玉ねぎの方が数割増しで美味しそうに見えてしまうのは、スプリングマジックだろうか。 そのよう…

菜の花も春を待つ。

サラダに春を添えたくて、冷蔵庫から菜の花を取り出した。 ここで言うところの菜の花は菜種油をとるアブラナのことである。 いつだったか、野菜ソムリエの方に「菜の花」という呼び方は、アブラナ科の植物の総称なので、細かく言えばキャベツやブロッコリー…

ほうれん草がレモンに出会ったら。

子どもの頃の記憶というものは不思議なもので、何気ない出来事であるにも関わらず鮮明に記憶している。 自分でも、どうしてこの記憶が残っているのだろうかと思うことが度々あるけれど、その答えに辿り着くことができたのは数えるほどしかない。 いや、その…

あのピラミッドを使って、カラダが喜ぶ食材チェック。

また節分トーク?と言われてしまいそうなのだけれど、今年の節分は私にとっての「初めて」が幾つかあった。 その一つは、昨日触れた宝船を枕の下に忍ばせて吉兆夢を見るというもので、もう一つは、節分の頃に咲く藤色を薄めたような白色をした節分鼻草(せつ…

木の芽どきの目覚めに食すもの。

知人が、花粉が飛び始めているのではないだろうかと呟いていた。 なんでも、頭や体がだる重く、ぼーっとするという。 花粉の時季かと思いながら、植物たちは相も変わらず、その年の気候がどうであれ、自分がすべきことをすべきときに各々の判断で行っていて…

ファイトケミカルで小まめにバランスをとる。

非常時用に備蓄してあるカップ麺が、そろそろ賞味期限を迎えようとしていた。 普段はほとんど口にしないカップ麺なのだけれど、非常時用として置いていたものを日常の中で食べられることは、本当にありがたい。 カップ麺と言えば、健康に良くないという見方…

背伸びせずに楽しめるようになったとき、全てが宝に変わってた。

この時季の、ささやかな楽しみのひとつは金柑だ。 存在感を放ち合うフルーツが山積みにされている一角の、更に端の辺りで透明カップに入れられた状態で置かれていることが多いように思う。 駄菓子屋さんに売っていそうな、粒々とした砂糖がまぶしてある大玉…

七草囃子を七草粥に纏わせて。

普段よりも随分と早起きをしたその日、遠くの東の空が濃いオレンジ色に色づき始めていた。 目の前の空に浮かぶ雲には、昇ってくる太陽のオレンジ色が反射して辺りを照らしており、淡いピンク色とオレンジ色を混ぜ合わせたような美しい朝焼けが広がっていた。…

固まるハチミツと固まらないハチミツの違いをのぞく。

手に取ったハニーボトル内に結晶ができていた。 常備している全てのハチミツに目を通すと、他にも結晶ができているボトルがああったため、昨晩は普段よりも冷え込んだのだろうと思った。 私は白砂糖やグラニュー糖を一切使っておらず、数年前からは、それま…

どちらかだけを食べているなんて、もったいない!お豆腐の個性を覗き見してみませんか? 

「ゴツゴツしてるから嫌だなー、ツルンがいいなー、みんな喜ぶと思うな―」不意に耳に届いた可愛らしい声の主は、小さな女の子である。 何が嫌で、皆が喜ぶというツルンとは何のことだろう。 何となく気になったものだからスマートフォンを覗き込みながら、時…

ご縁結びのハーブはこちらです。

お気に入りの小料理屋がある。 話上手で心配りや目配りに長けた女将と、無口だけれど帰り際に見せてくれる笑顔と不器用な物言いが素敵な大将が居る店である。 厨房の中をこっそりとのぞき込むと、どこのご家庭にも常備してあるような見慣れた調味料がずらり…

熱々のハタハタで感じる冬のはじまり。

ハタハタの一夜干しが焼きあがった。 柔らかい白身魚だけれど、丁寧に焼き上げると、ぷりっとした食感に変わる魚だ。 美味しく味わう方法は多々あるけれど、私は旨味が増したように感じられる一夜干しが好きだ。 肉厚のそれが、あまりにも美味しそうな姿に焼…

見聞きした話が知識になり知恵になり、いつか全てが心や体を作る栄養に。

11月下旬頃から飾っている朱赤と黄色のアルストロメリアが、そろそろ終わりをむかえようとしている。 蕾が開くと花びらの内側に沢山の斑点がある、ちょっぴりエキゾチックな姿をしている花だ。 その斑点に対して好き嫌いが分かれるようなのだけれど、目に…

発がん性物質を生むリスクを減らす調理法のコツ。

友人が炊飯器調理をするととても楽で助かるけれど、手抜きをしているようで罪悪感が拭いきれないといった。 炊飯器は、見方を変えれば初心者でも手軽に扱える圧力鍋のようなものだ。 ご飯を炊く以外の使いをしたらダメだというルールは無い。 寧ろ最近の炊飯…

イタリアンの視野を広げてみませんか。

おすすめしていただいたイタリアンレストランのエントランスを潜った。 イタリアンと聞いていたこともあり、私の脳内には、これぞイタリアンといった店構えや内装のイメージが広がっていたのだけれど、店内はイタリアとスペインを混ぜ合わせたような、温かみ…

温かい飲み物と一緒に至福の一時を彩ってくれるひと粒。

入用な品を購入するためにデパ地下へと向かった。 常に賑わっている空間だけれども、年末が近づくにつれて、人も賑わい方も増していく場所のひとつだ。 私は完全にお客側目線なのでテンションも右肩上がりなのだけれど、スタッフの皆さんは裏側で忙しさや疲…