幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

読書気分で要点だけをつまみ食い

年の差56歳の恋を見守った存在。

私の手元にやってきた数粒のガーネット。 放たれていた艶と瑞々しさは想像以上だった。 地球の恵みと人の技術が融合したそれらが、どのような経緯を辿り、最終的にどのような方の元に辿り着くのか。 小さいけれど、ある意味、大冒険の最中にある石たちである…

どのジンジャーブレッドマンがお好きかしら?

先日、ひと息つこうかとソファに座りかけつつテレビを点けた。 すると画面には、年代物のようなCMが映し出された。 古き良き時代の、厳かでありながらも華やかさを纏ったお正月を思わせるような、蒲鉾のCMだ。 この時季のために作られたCMを長年大切に…

舞い散る紅葉の表と裏と。

冬らしい陽射しの柔らかさと、ピンッと張られたような冷たい空気のアンバランスさが心地よい日、 紅茶が好きでたまらないと言う友人への贈り物を探すため、自宅近くに在る紅茶専門店を目指した。 信号待ちをする度に辺りに舞い上がっては、ひらひらと落ちて…

言葉の無言セールスにも感じられる選択肢を前に。|目途と、目処と、めど編

パソコンやスマートフォンの文字変換機能と連動している学習機能に惑わされることがある。 知っているはずの言葉なのだけれど、同音の言葉をご丁寧にいくつも並べられると、ふと、どれだったかしら?と思ってしまうのである。 このような場合の多くは、一番…

“馬蹄”がラッキーモチーフだと言われているのはどうしてかしら?

友人から、ラッキーモチーフの馬蹄の向きはどちらが正解なのか尋ねられた。 幸運が訪れますようにというメッセージと共に、馬蹄デザインのブローチをいただいたそうなのだけれども、 輪になっている部分を上にしても下にしても使うことができるようなデザイ…

悪女とアンチエイジング。

アンティーク家具や調度品でしつらえられた空間が素敵なカフェに立ち寄った。 誰かの真似ごとではなく、店主の好みが隅々にまで繁栄されているこの雰囲気は、 ここでしか味わうことはできないだろうと思えるもので、だからこそ、ふと、足を運びたくなる。 初…

赤い果実と真実と。

街路樹にルビーのように鮮やかで、瑞々しさ溢れる木の実が、いくつも生っていた。 見慣れているはずの街路樹を視界の端に捉えながら、何という木だっただろうかと思った。 初夏辺りに花が咲くのだけれど、その花を目にする度に、 薄れゆく春と、薄っすらと感…

不思議な力を持つと言われてきた秋の花。

花屋をのぞいたら、素敵な紫苑(しおん)の花がガーデンバケツに生けてあった。 紫苑(しおん)は、花の中央が黄色く、その周りをぐるりと囲む花びらは薄紫色をしていて細長く、 秋を告げるキク科の花である。 小さくて地味な花だと思われることが多いけれど、平…

色付く紅葉と、親子の物語。

肌寒さを感じて長袖を着た。 今日はこのまま冷えるのか、それとも、夏の置き土産のような暑さが足掻いて見せるのか、 瞬時に判断することができず、外出時には長袖の羽織りものを手に持った。 久しぶりに感じる、季節が移り変わろうとしているときの、行きつ…

不満の感じ方や、あだ名の付け方は、いつの時代も同じようなもの。

駅の構内で老夫婦に声をかけられた。 タクシーに乗りたいのだけれど、長距離を歩くことができない為、 ここから一番近いロータリーへ行くには、どちらへ行けばいいのだろうか。ということだった。 一番近いロータリーへ行くには、階段を使わなくてはいけなか…

靴紐の迷信の裏側を、ちらりとのぞき見してみませんか。

バスターミナルに設置してあるベンチに腰かけ、靴紐を通している方がいた。 靴を脱いだ方の足は、もう片方の足の上に乗せられてブラブラと揺れていた。 明かに左右異なる紐色に、靴紐が緩んだのではなく、切れてしまったか何かのアクシデントに見舞われたの…

下戸の背景を、ちらりとのぞく。

友人から、下戸でもお酒気分を味わえるようなノンアルコール飲料はないか?と尋ねられた。 体がお酒を一切受け付けない体質の人のことを下戸と言い、 そのような遺伝子のことを下戸遺伝子と呼ぶけれど、 この下戸という言葉の歴史は古く、しかも、日本と中国…

黄金の光を放つススキと坊主頭。

海外に居る友人、知人へ送るグリーティングカードをテーブルの上に広げた。 送ろうと思ったときに探していたのでは、思うようなものに出会えないことが多いため、 グリーティングカードは見つけたときに購入するようにしている。 その、カードコレクションを…

店主の貼り紙の真意や如何に!?

ひとりで道を歩いていたら、ある飲食店の貼り紙が目に飛び込んできたのです。 思わず「ふふっ」と噴き出してしまったのですが、そのタイミングですれ違った女性の顔には、「この人、怪しい!?」と書いてありました。 そのことに運悪く気付き、恥ずかしさで…

ミニマリズムの在り方も様々である。

ここ数日、断捨離に関して書かれたものに触れる機会が多かった。 そこで目にしたのは、良寛(りょうかん)の名。 良寛(りょうかん)とは、お坊さんであり、書家であり、歌人でもあった人物なのだけれど、 教えを説いたわけではなく、何か特別なことをしたわけ…

時短のセンス。

友人の子どもが私に『ヘンゼルとグレーテル』の絵本を持ってきた。 読んで欲しいということではなく、その中に描かれていたお菓子の家を見せたかったようだった。 ここはクッキーで、ここはチョコレートでと嬉しそうに話すようすを眺めながら、 この話、農作…

身に付ければ身に着けるほど美しさが増す、色が育つ石。

時々、仕事を通して天然石を扱うことがあるのだけれど、国によって特別な思いを抱く石があるように思う。 元を辿れば、古から、その場所で採掘されており親しみやすい石であったことや、 様々な偶然が重って国境を越えてやってきた珍しさ、 石を通して何かし…

宵を待ち侘びて。

月見草と蝶々をあしらった、とても素敵な浴衣を見つけた。 横に並べられていた浴衣と比べると、一見、地味にも見えるのだけれども、 身に纏えば、その潔さと言いうべきか、引き算によって演出される粋な華やかさが目を惹く1枚のように思えた。 「素敵でしょ…

ご縁と赤い糸。

随分と夜明け時刻が早くなったと感じるこの頃。 暦の上では夏至を過ぎ、本来ならば夜明け時刻が遅くなっているはずなのだけれども、 私の体感センサーは、あっという間に過ぎ去る夜にフォーカスしてしまうようだ。 毎度、平安の時代に意識が飛んでしまうけれ…

虹が、水を飲みに空から降りてくる。

ジリジリと照り付ける太陽が、夏の厚手な雲に覆われた。 それでも、ジリジリと肌を射す感じは弱まる気配がなく、お手柔らかに頼みますよという思いを込めた眼差しを空に放った。 いつの間にか耳に馴染んでいる蝉の鳴き声も、太陽に加勢しているように思えて…

『麒麟』数珠繋ぎ。

収納庫の中に、置き場所が決まっていないものを入れておく仮保存ボックスがある。 先日の、夏越の大祓ついでに久しぶりに、その箱の中を覘いてみた。 プチプチに包まれた小さなそれを手にとり、中身を確認した。 それは繊細な木彫りで作られた一対の麒麟の置…

梅雨の蝶。

開け放っていた窓から心地良い風が部屋の中へ入ってきた。 キーボードを叩く指先を止め、キッチンへと向かう。 久しぶりに入手できた、オーガニックレモンのスライスで作っておいたレモンウォーターを、 大きめのグラスに並々と注ぎ、皮付きのレモンスライス…

夢の解釈と恋心。

夢には、脳内の情報を整理している夢や潜在意識を表す夢など、いくつかの種類があるという見方があるけれど、 その日の私の夢は、あまりにも淡くて、はっきりとは覚えていられなかったけれど、 心に、ほんのりと甘くて懐かしい感覚が残っていた。 我が海馬よ…

ザクロの花と与えられた王冠と。

年に片手で数えられるほどしか通る機会がない道を歩いていると、 視界の端で、赤い何かが大きく揺れた気がした。 立ち止まって視界の端の方へ顔を向けると、赤というよりは、南国で目にするような、 鮮やかなオレンジ色に近い赤をした大ぶりの花が目に入った…

読書気分で要点だけをつまみ食い|ダイエット、人の振り見て我が振り直せ。

暑い日が増えてきたからだろう、友人とダイエットの話をした。 ただ単に体重を落とすだけでは、美しさや健やかさまでもがそぎ落とされていく大人のダイエット。 大人の階段を上れば上るほど、難易度が上がる悩ましいもののひとつである。 そして、この“ダイ…

言葉と雨と仇討と。|梅雨には性別がある!?今年の梅雨はどちらかしら。

数日前のこと。 少し肌寒いかもしれないからと選んで着た洋服が、一歩外に出てみると既に「暑いっ」と感じた。 その翌日、もうすっかり日も暮れたというのに家の中が蒸し暑く、家中の窓を豪快に開け放った。 また一歩、夏が近づいてきたと思うや否や「梅雨」…

キューピッドよ、弓矢の技術を磨きたまえ!?|ギリシャ神話から見るアネモネ編

電車内の座席に座っていた。 途中、ドアが開き、大勢の乗客が降りていった。 すぐに、外の新鮮な空気を車内に連れ込むようにして、新たな乗客が乗り込んできた。 そのような普段通りの光景を眺めていると、どこからともなく、花の香りが漂ってきた。 それは…

“真実”や“きっかけ”の全てが、「もっともだ」と思えるようなことであるとは限らない。

箱を開けた瞬間、甘い香りに包み込まれたような気分になった。 時々口にするドーナツの美味しいこと。 食材や成分には割と拘る方ではあるのだけれど、全てはバランスだと思っていることもあり、 ストイックになり過ぎず、目の前のものは思いっきり楽しむ主義…

読書気分で要点だけをつまみ食い|恋路の邪魔をするニンニク臭。

書棚を整理していると、1冊だけ、随分と古くなっている源氏物語が目に入った。 源氏物語は、純粋に作品として楽しむこともできるものだけれど、 物語の中には当時の人々が触れていた香りや、感じていたにおいに関する記述も多く登場するため、 香りやにおい…

この豪快さ、嫌いじゃないわ。

近所にある、リニューアルオープン間近のお店の前を通り過ぎようとしていた時だ。 作業中の一人が、「間違ってるぞ」と大きな声を上げた。 その声につられて、声が向けられた先へ視線を向けると、 掲げた看板の文字に間違いを見つけたようだった。 道具を使…