幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

読書気分で要点だけをつまみ食い

芥子の実から法話まで。

旅先で立ち寄ったお寺で素敵な法話を耳にすることがある。 法話とは、仏教に携わっている僧侶の方々が、仏教の教えに基づいた話を分かりやすく説き聞かせること。 このような説明をしてしまうと堅苦しさを感じてしまうのだけれども、 聞くところによると、予…

おやゆび姫の世界をマニアックに覗いてみる。

先日立ち寄った花屋には、花びらの先端がフリンジ状になったチューリップが多数入荷していた。 とても洒落たチューリップなのだけれど、その日はスタンダードタイプを欲していたため、購入しないまま花屋を後にした。 帰り道、せっかくの機会だったのだから…

一月往ぬる、二月逃げる、三月去るから思ふこと。

友人から送られてきた画像には、濃いめのピンク色をした早咲きの桜と青空に映える黄色がエネルギッシュな菜の花が収められていた。 しかも、それらが連なって咲いている様子は、春がグイグイと迫ってくるようなインパクトが画像越しからでも感じられ、うわー…

古のモテ男から見る蒲(ガマ)の数珠繋ぎ。

子どもの忘れ物だろう。 道端の花壇に、とてもカラフルな色使いの表紙が印象的な『因幡のしろうさぎ』の絵本が立てかけられていた。 表紙上で白うさぎよりも目立っていたのは、物語内で白うさぎを助けた神様界の大御所であり、スーパーヒーローであり、神様…

色名が4つしか無かったとしたら……。

信号待ちの間、ぼーっと信号機を眺めていて思い出したことがある。 もう随分と月日が経ってしまったけれど、英国暮らしをしていた頃の知人が、日本へ遊びに行くので会わないかと連絡をくれた。 日本には、どれくらいの期間滞在するのかと問えば、今の予定で…

ナイスキューティクルから魔鏡の世界へ。

確か、年が明けて間もない頃の外出時のことだったと思う。 電車に乗っていたのだけれど、生憎車内はとても混んでおり、出入口付近から通路中ほど辺りまでグイグイと押し込まれることとなった。 出入口のドアが閉じ電車が走り出したため、窓の外を流れる景色…

ヒヤシンスから始まる小さな美術館巡り。

そろそろ春らしい花でもとフラワーショップに立ち寄った。 店内の中央に設置してあるテーブルの上には売り物ではない、鑑賞用の季節の花が生けてあるのだけれど、その日は色とりどりのヒヤシンスが飾られていた。 ガラス製の花瓶を使って水栽培されているヒ…

生垣のサボテンからメドゥーサまで。

まだ辛うじて早朝のような清々しい空気が残っている時間帯に外出をした。 大通りを避け、小路を縫うようにして目的地へと向かっていたのだけれど、とあるお宅の前を通りかかってギョッとしてしまった。 生垣の上部に細工が施されているのか、生垣の上部には…

年の差56歳の恋を見守った存在。

私の手元にやってきた数粒のガーネット。 放たれていた艶と瑞々しさは想像以上だった。 地球の恵みと人の技術が融合したそれらが、どのような経緯を辿り、最終的にどのような方の元に辿り着くのか。 小さいけれど、ある意味、大冒険の最中にある石たちである…

どのジンジャーブレッドマンがお好きかしら?

先日、ひと息つこうかとソファに座りかけつつテレビを点けた。 すると画面には、年代物のようなCMが映し出された。 古き良き時代の、厳かでありながらも華やかさを纏ったお正月を思わせるような、蒲鉾のCMだ。 この時季のために作られたCMを長年大切に…

舞い散る紅葉の表と裏と。

冬らしい陽射しの柔らかさと、ピンッと張られたような冷たい空気のアンバランスさが心地よい日、 紅茶が好きでたまらないと言う友人への贈り物を探すため、自宅近くに在る紅茶専門店を目指した。 信号待ちをする度に辺りに舞い上がっては、ひらひらと落ちて…

言葉の無言セールスにも感じられる選択肢を前に。|目途と、目処と、めど編

パソコンやスマートフォンの文字変換機能と連動している学習機能に惑わされることがある。 知っているはずの言葉なのだけれど、同音の言葉をご丁寧にいくつも並べられると、ふと、どれだったかしら?と思ってしまうのである。 このような場合の多くは、一番…

“馬蹄”がラッキーモチーフだと言われているのはどうしてかしら?

友人から、ラッキーモチーフの馬蹄の向きはどちらが正解なのか尋ねられた。 幸運が訪れますようにというメッセージと共に、馬蹄デザインのブローチをいただいたそうなのだけれども、 輪になっている部分を上にしても下にしても使うことができるようなデザイ…

悪女とアンチエイジング。

アンティーク家具や調度品でしつらえられた空間が素敵なカフェに立ち寄った。 誰かの真似ごとではなく、店主の好みが隅々にまで繁栄されているこの雰囲気は、 ここでしか味わうことはできないだろうと思えるもので、だからこそ、ふと、足を運びたくなる。 初…

赤い果実と真実と。

街路樹にルビーのように鮮やかで、瑞々しさ溢れる木の実が、いくつも生っていた。 見慣れているはずの街路樹を視界の端に捉えながら、何という木だっただろうかと思った。 初夏辺りに花が咲くのだけれど、その花を目にする度に、 薄れゆく春と、薄っすらと感…

不思議な力を持つと言われてきた秋の花。

花屋をのぞいたら、素敵な紫苑(しおん)の花がガーデンバケツに生けてあった。 紫苑(しおん)は、花の中央が黄色く、その周りをぐるりと囲む花びらは薄紫色をしていて細長く、 秋を告げるキク科の花である。 小さくて地味な花だと思われることが多いけれど、平…

色付く紅葉と、親子の物語。

肌寒さを感じて長袖を着た。 今日はこのまま冷えるのか、それとも、夏の置き土産のような暑さが足掻いて見せるのか、 瞬時に判断することができず、外出時には長袖の羽織りものを手に持った。 久しぶりに感じる、季節が移り変わろうとしているときの、行きつ…

不満の感じ方や、あだ名の付け方は、いつの時代も同じようなもの。

駅の構内で老夫婦に声をかけられた。 タクシーに乗りたいのだけれど、長距離を歩くことができない為、 ここから一番近いロータリーへ行くには、どちらへ行けばいいのだろうか。ということだった。 一番近いロータリーへ行くには、階段を使わなくてはいけなか…

靴紐の迷信の裏側を、ちらりとのぞき見してみませんか。

バスターミナルに設置してあるベンチに腰かけ、靴紐を通している方がいた。 靴を脱いだ方の足は、もう片方の足の上に乗せられてブラブラと揺れていた。 明かに左右異なる紐色に、靴紐が緩んだのではなく、切れてしまったか何かのアクシデントに見舞われたの…

下戸の背景を、ちらりとのぞく。

友人から、下戸でもお酒気分を味わえるようなノンアルコール飲料はないか?と尋ねられた。 体がお酒を一切受け付けない体質の人のことを下戸と言い、 そのような遺伝子のことを下戸遺伝子と呼ぶけれど、 この下戸という言葉の歴史は古く、しかも、日本と中国…

黄金の光を放つススキと坊主頭。

海外に居る友人、知人へ送るグリーティングカードをテーブルの上に広げた。 送ろうと思ったときに探していたのでは、思うようなものに出会えないことが多いため、 グリーティングカードは見つけたときに購入するようにしている。 その、カードコレクションを…

店主の貼り紙の真意や如何に!?

ひとりで道を歩いていたら、ある飲食店の貼り紙が目に飛び込んできたのです。 思わず「ふふっ」と噴き出してしまったのですが、そのタイミングですれ違った女性の顔には、「この人、怪しい!?」と書いてありました。 そのことに運悪く気付き、恥ずかしさで…

ミニマリズムの在り方も様々である。

ここ数日、断捨離に関して書かれたものに触れる機会が多かった。 そこで目にしたのは、良寛(りょうかん)の名。 良寛(りょうかん)とは、お坊さんであり、書家であり、歌人でもあった人物なのだけれど、 教えを説いたわけではなく、何か特別なことをしたわけ…

時短のセンス。

友人の子どもが私に『ヘンゼルとグレーテル』の絵本を持ってきた。 読んで欲しいということではなく、その中に描かれていたお菓子の家を見せたかったようだった。 ここはクッキーで、ここはチョコレートでと嬉しそうに話すようすを眺めながら、 この話、農作…

身に付ければ身に着けるほど美しさが増す、色が育つ石。

時々、仕事を通して天然石を扱うことがあるのだけれど、国によって特別な思いを抱く石があるように思う。 元を辿れば、古から、その場所で採掘されており親しみやすい石であったことや、 様々な偶然が重って国境を越えてやってきた珍しさ、 石を通して何かし…

宵を待ち侘びて。

月見草と蝶々をあしらった、とても素敵な浴衣を見つけた。 横に並べられていた浴衣と比べると、一見、地味にも見えるのだけれども、 身に纏えば、その潔さと言いうべきか、引き算によって演出される粋な華やかさが目を惹く1枚のように思えた。 「素敵でしょ…

ご縁と赤い糸。

随分と夜明け時刻が早くなったと感じるこの頃。 暦の上では夏至を過ぎ、本来ならば夜明け時刻が遅くなっているはずなのだけれども、 私の体感センサーは、あっという間に過ぎ去る夜にフォーカスしてしまうようだ。 毎度、平安の時代に意識が飛んでしまうけれ…

虹が、水を飲みに空から降りてくる。

ジリジリと照り付ける太陽が、夏の厚手な雲に覆われた。 それでも、ジリジリと肌を射す感じは弱まる気配がなく、お手柔らかに頼みますよという思いを込めた眼差しを空に放った。 いつの間にか耳に馴染んでいる蝉の鳴き声も、太陽に加勢しているように思えて…

『麒麟』数珠繋ぎ。

収納庫の中に、置き場所が決まっていないものを入れておく仮保存ボックスがある。 先日の、夏越の大祓ついでに久しぶりに、その箱の中を覘いてみた。 プチプチに包まれた小さなそれを手にとり、中身を確認した。 それは繊細な木彫りで作られた一対の麒麟の置…

梅雨の蝶。

開け放っていた窓から心地良い風が部屋の中へ入ってきた。 キーボードを叩く指先を止め、キッチンへと向かう。 久しぶりに入手できた、オーガニックレモンのスライスで作っておいたレモンウォーターを、 大きめのグラスに並々と注ぎ、皮付きのレモンスライス…