幸せのレシピ集

cawaiiとみんなでつくる幸せのレシピ集。皆様の毎日に幸せや歓びや感動が溢れますように。

2019-01-01から1年間の記事一覧

テンポドロップの中を覗き込む日を心待ちにする日。

ここ数年間、気になっているものがある。 それの名はテンポドロップ。 透き通ったガラスによる美しい曲線を眺めているだけでも癒されそうなのだけれど、ガラス内に現れる様々な景色は、きっと見飽きることがない景色なのではないだろうかと想像している。 初…

季節の変わり目にはマットレスのお掃除を。

1時間ほどの時間ができた。 大の字で寝転がるか気になっていたことを一つ片づけるか迷い、その日口にした少々カロリー多めのランチメニューを消費すべく後者を取ることにした。 気になっていたことの中から選んだのは、マットレスのお掃除である。 普段から…

貯金ってコトバは、実はややこしい。

大きな声で貯金の話をしている声が聞こえた。 声の主は、小学校低学年くらいの子どもたちである。 その内容は、「もしも1億円もらったらどうする?」というものだった。 そこからどのように話が広がるのだろうかと興味津々だったのだけれど、1億円ってどれ…

ミチクサと冬桜。

所用を片付けるため、私にとって休日の醍醐味である二度寝を手放し、朝から外出した。 その日の日差しには、肌の奥までじりっと焼いてしまいそうな強さがあったけれど、流れる風は程よく冷たくて、このまま遠出したいと思った。 全てが予想以上にスムースに…

低体温に悩むのは大人だけではなかったの!?

え!?子どもって体温が高いものなのではないの? 思わず聞き返してしまった。 近年、子どもの低体温状態が社会問題の一つとして取り挙げられることも少なくないのだとか。 大人が免疫力を維持するために、新陳代謝をスムースにして体内に余分なものや害を及…

レタスちゃん、最後までシャッキシャキでいておくれ。

その日、サラダ用に千切ったレタスを千切ったそばからボウルに入れていたのだけれど、思いのほか新鮮で驚いた。 レタスは切り口がピンク色に変色することがあるけれど、あれはアボカドが黒ずんだり、リンゴが茶色くなるのと同じ、レタスの酸化現象だという。…

ごろり大の字と畳の縁。

窓から流れ込んでくるさらりとした秋風が心地良くて、思わず和室に大の字で転がった。 できるだけ「大」の文字に忠実に大の字で転がる。 たったこれだけのことなのだけれど、やってみてはじめて、大人になるにつれ縁遠いものになっているのだと気付かされる…

又三郎様へ思いを馳せる夜。

台風が近づいていたときのことだ。 ぐっすりと眠っていた真夜中、顔を何かに照らされたような気がして目を開けた。 すると、完全に下ろしきれていなかったブラインドの隙間からピカピカッと光が差し込んだ。 雷だ。 ブラインドを、うっかり下ろし損ねてしま…

“古い”を“新しい”に変えて楽しむ“かさねいろめ”。

出先で素敵な竜胆色(りんどういろ)をした蕎麦猪口を見つけた。 竜胆色(りんどういろ)は、ほんのりと紫色を帯びた柔らかい印象の青色のことで、お盆から秋にかけて目にすることができるリンドウの花の色である。 この色名は日本の伝統色にも使われており、古…

湯船デ正座。

以前、『湯船デ歯磨き。』のタイトルのもと、何となく、お行儀が悪いような気がしていた入浴中の歯磨きが、巷で推奨されていたことに対する驚きとその他諸々をシェアさせていただいたことがあります。 今回は「湯船デ」シリーズ第二弾ということで、入浴中の…

卵殻膜(らんかくまく)に限っては、安易に欲張るなかれ。

私は肌が弱いこともあり、スキンケアもコスメも使うことができるものが限られている。 これならば使えるぞと感じるものに出会うことができたとしても、それらは需要が少ないのだろう、早々に廃盤となるケースが多い。 また、成分内容に問題がないからと言っ…

大人になった今だからこそ出来る「昔ばなし」の楽しみ方。

どこからかメロディアスな口笛が聞こえてきた。 しかも、外で暴れている強めの風の音と相まって、摩訶不思議な楽曲のように思えた。 しばらくの間、作業を行いながら聞いていたのだけれど、その口笛が割とすぐ傍から聞こえているように思い、席を立って音が…

栗は女性の味方。

栗を使ったスイーツを目にする機会が増え、店頭で目移りをしてしまう季節がやってきた。 近寄り難い棘をまとった中に、こんなにも美味しい木の実が入っているなんて、誰が想像できただろうか。 初めて中身を見た人や初めてそれを口にした人のことは存じ上げ…

自然のことは自然から教えてもらうというコミュニケーション。

玄関を出た直ぐの場所に立派なカマキリが立っていた。 室内へ入ってこないよう細心の注意を払いながら素早く玄関ドアを閉めた。 人間と昆虫。 体の大きさや力の差は歴然としているけれど、大きなカマを両の手で振り上げているようなポーズでギョロリと見据え…

お洋服のチクチク予防は早めのケアで対処。

少しずつ始めていた衣替えが粗方完了した。 入れ替えるというよりは、最終ケアで夏物を劣化させてしまわぬよう、出来る限り現状維持で持ち越すためのケアを行うことが、私にとっての最優先案件である。 ここで普段のズボラ心のまま通常ケアを行ってしまうと…

脳タイプを知って、もっと柔軟に、もっと軽やかに。

私には、間違った血液型を数十年間も自分の血液型だと信じ、疑わずに過ごしていた友人がいる。 友人に落ち度は無いのだけれど、ある手違いでこのようなことが起きていたという。 社会人になり、献血で真実を知らされるその日まで再確認する機会がなかったと…

ドイツ語の星占いを眺めつつ。

ドイツ土産にいただいた雑誌を捲っていると、星占いのようなページがあった。 ドイツにも星占いがあるのかと思い覗き込んでみたけれど、そこはドイツ語。 内容をスペルから想像できるはずもなく、ページを囲んでいる素敵なデザインで目の保養をさせていただ…

6種類の味を楽しんでお腹と気分を同時に満たしてみませんか。

10月に入ったからでしょうか。 あちらこちらで、今年もあと僅かというお決まりのフレーズを見聞きするようになりました。 そのようなことを感じるのは大概の場合は大人であって、エネルギッシュな子どもたちは、今日の一瞬一瞬に全力投球です。 強い秋色の…

平実檸檬(ひらみれもん)の正体と不老不死の薬の謎。

今年は美味しい酢橘(すだち)とのご縁が多く、例年以上に酢橘(すだち)を多く食しているように思う。 そして、先日触れた「酢橘ごはん」は密かにマイブームと化している。 酢橘(すだち)のように、強い酸味と香りが特徴的で、フルーツとして食すよりは風味付け…

ハッピーの連鎖が始まるアルカイックスマイル。

電車の向かいの席に座っている方が、目を閉じた状態で腕組をしていた。 どこにでもある光景のひとつなのだけれど、どういう訳だか目を閉じていて気付かれないことをいいことに、しばらくの間、その姿を眺めてしまった。 停車駅が近づいたことを知らせる車内…

ハネムーンと蜂蜜酒。

ふらりと立ち寄ったワイン専門店でハニーワインを見つけた。 ハニーワインは、ヨーロッパで古くから親しまれている、ハチミツを発酵させて造ったワインで日本ではシンプルに蜂蜜酒と呼ばれることもある。 ハチミツには、ビタミンB群をはじめとする豊富なビ…

季節の狭間のこの時季は、バスタイムを充実させてみませんか。

軽めのストールと手帳、マグカップを手にガーデンテーブルへと移動した。 吹く風は完全に秋の匂いだ。 遠くで鳴いているカラスの鳴き声も、夏のそれと大きくは変わらないはずなのに、秋色に感じられるのが少し不思議だ。 四季の狭間に感じる季節の移ろいは、…

ラムネとキュートなモンキーと。

あっという間に10月だ。 ん!?10月?と思わず手帳をパラパラと捲り直してしまったけれど、早いものである。 とは言っても、今年はまだまだ3か月も残っているのだから、焦らず、じっくり、大切に。 焦ってしまいそうな自分をそうやって落ち着かせながら…

足の小指が教えてくれる、退化具合。

外出先でとても素敵なパンプスに目が留まった。 移動中だったけれど、最近の出会いにしては珍しく、長年探し続けていた愛すべき人に出会ったかのような衝撃を受けたこともあり、吸い込まれるようにして店内へと足を踏み入れた。 他にも素敵なパンプスが飾ら…

“下さい”と“ください”を通しておもうこと。

友人が何気なく発した「下さい」と「ください」の使い分けの話がある。 簡単に説明すると、漢字を交えて書き記す「下さい」は、英語で言うところの「ギブ」の意味を持った丁寧語という位置づけなので、「下さい」は、相手に対して何かを求める際に使うものな…

お口周りのエチケット、この機会にセルフチェックしてみませんか。

歯科クリニックから定期健診の時期を知らせるハガキが届く度にドキッとする。 そのような自分を何とかしたいと薄っすらと考えるけれど、歯科クリニックに対する苦手意識とは、これからも程よい距離感で付き合っていくのだろうと思う。 ハガキと手帳を交互に…

お宝は非日常の中ではなく日常の中に。

駅のホームに立っていると線路を挟んだ向かい側のホームに設置されたベンチに男性が一人座っていた。 何となく視界に入っていたその方は、脇に置いていた鞄の中から紐状の何かを取り出して、その先端を左右の耳へと運んだ。 ホーム間の距離が長かったことも…

真か偽りか分からぬままの景色が転写されている和歌。 

見上げた空にはウロコ雲が浮かんでいた。 いや、イワシ雲だろうか。 私はこの二つの見分け方が今一つ分からず、その時々の気分で呼んでいるけれど、このような雲が青空に広がり始めると、夏が完全に去ったことを感じ、やってきた秋に心踊らされるのである。 …

「港」と「湊」は使い分けなくてはいけないの?

数か月前、港町近くを散策していたときのこと。 その街に溶け込んでいる古い看板の数々に目が留まった。 その看板の中には「港町」と「湊町」の両方の記載があり、そう言えば「みなと」という文字は、どのように使い分けられているのだろうか、と思った。 一…

保冷剤と徹子さんに淡い期待を。

もみくちゃにされるであろう混雑を覚悟して電車に乗ったのだけれど、車内奥へと人波に流されるがまま流されたところ、目の前に席が空いており、そこへスッポリとはまり込む形で座ることになった。 自分の意志や、それを貫くことも素敵だけれど、何も考えず、…